プラセンタの持つ成長因子について


プラセンタは胎児を成長させる大切な器官です。プラセンタには胎児の成長を促すいろいろな種類の成長因子・グロスファクターと呼ばれるものが含まれています。成長因子とは細胞を刺激して細胞の分裂を促進する活性化因子のようなものです。

プラセンタにはこの成長因子が数多く存在し、その働きによって細胞の新陳代謝が良くなり、全身の細胞が活性化されるといわれています。プラセンタのこの成長因子がアンチエイジングに効果的なのではないかと今、多くの研究がなされています。

プラセンタに含まれる成長因子、私たち人間は母親から成長因子を受けついで誕生します。その後成長因子の働きで18~24歳くらいまで成長していきますが、その後、成長因子は減少していくそうです。成長因子の現象とともに老化の現象が現れてきます。成長因子が老化と深く関わっているのではないかと思われるところです。

プラセンタの持つ成長因子にはいろいろな種類がありますが、主なものには神経細胞増殖因子(NGF) 、線維芽細胞増殖因子(FGF)、肝細胞増殖因子(HGF)、上皮細胞増殖因子(EGF)、インシュリン様成長因子(IGF)などがあります。



プラセンタの能力


プラセンタは胎児の成長に必要欠くべからざる臓器です。現在ではプラセンタの成分や働きが研究によって明らかにされつつあります。でもそんなプラセンタの情報がなくても、古代からプラセンタは不老不死や美白や美容のために時の権力者の間では、用いられてきたものでした。

プラセンタの持つ様々な能力の中でも細胞増殖分化誘導因子が注目されています。このプラセンタの細胞増殖分化誘導因子が、胎児の各臓器の形成に中心的な役割を果たしている事が研究の結果わかってきました。その結果、プラセンタの成分を病気の治療に役立てる研究が行われるようになったのです。

プラセンタの細胞増殖分化誘導因子を使って、古くなったり、病気などで傷ついた細胞へ働きかけ、新しい細胞の生成を促す事で、細胞を活性化しようとするものです。細胞が活性化されると血液の流れが良くなり、ホルモンバランスなども整ってきます。身体の調子が整えられ、健康な身体へと移行していきます。それが生活の質を向上させていく事になります。プラセンタは身体の中から健康な身体へと作り変えてくれるのです。


プラセンタの成分・抗体



プラセンタの有効成分は多岐にわたりますが、その中に、抗体も含まれています。抗体は体内の異物を排除する時に作られたりします。プラセンタにはたくさんの種類の抗体があるのです。プラセンタの抗体の研究は分子生物学や免疫学の分野で研究されています。プラセンタにはウィルスによって起こる病気への効果や、受動免疫力、抵抗力を向上させるは作用があると分かってきました。

それにプラセンタには血液に含まれるcAMP(環状アデノシン燐酸)の量を増加させる働きがあることも突き止められました。cAMP(環状アデノシン燐酸)が増えると気管支喘息や慢性気管支炎などの病気に有効です。プラセンタはこのような病気の治療にも用いられるようになりました。

中国ではプラセンタは生命活力をよみがえらせる動物性の生薬とされています。精気を活性化し、血行を浴することで美容効果や老化を遅らせること、精神的、肉体的な疲労などにも用いられています。




プラセンタに期待するアンチエイジング作用



プラセンタに期待されるアンチエイジングの作用とはどんなものでしょうか?プラセンタには胎児を育てる機能が備わっています。生まれたばかりの赤ちゃんの若々しい肌の状態を作り出す働きがあるのです。プラセンタのこの働きが加齢とともに衰えてきた身体にも効果を発揮するのでは?というのがプラセンタへの期待です。

老化を完全に止める事はできませんが、プラセンタによって老化のスピードを遅らせたり、体の調子を改善する事でまるで若返ったようにする事は可能です。プラセンタは赤ちゃんを正常に成長させようとするのと同じことを私たちの身体に行うのです。プラセンタが身体の細胞や機能を正常に保とうと働くのです。その結果アンチエイジング、老化防止となって現れてきます。

私たちの体は器官によって違いますが、20歳を過ぎた頃から老化が始まります。新陳代謝の低下で新しい細胞の生成が古い細胞の老化に間に合わなくなるのです。これが老化の始まりです。プラセンタは新陳代謝を活発にして老化を防止していきます。



プラセンタのアレルギー反応



プラセンタはほとんど副作用が認められないものですが、全く副作用がないかというとそうではありません。副作用が出る人がわずかながらいらっしゃいます。特にプラセンタ注射で副作用の出る人が多いようです。

プラセンタで副作用が出る人には、アレルギー反応が関係しているようです。プラセンタは花粉症やアトピー性皮膚炎などアレルギーを持っている人のアレルギー改善にも用いられているものなのですが、そのプラセンタで少数の人はアレルギー反応が出ることがあります。

普通では何でもないものでも、アレルギーを持っている人にはアレルギー反応が出てしまうものがあります。例えば、蕎麦アレルギー、牛乳や小麦などのアレルギーです。ハウスダストや化学物質にアレルギーを起こす人はほんの少しアレルゲンがあるだけで反応が出てしまいます。このような感じで、プラセンタにもアレルギー反応を起こす人がいらっしゃるようです。

ただ、プラセンタの場合、プラセンタ単独でアレルギーが出ているのか、他の者との組み合わせで出ているのかまだ確実には分かっていないところがあります。


プラセンタの副作用とは



プラセンタには副作用はないと言われています。本当にそうでしょうか?何にしても良い作用が認められている反面、悪い作用も起こってしまう副作用というものがあるように思えます。ただ、人工的の合成された薬剤には、ある特殊な症状に対してそれを改善する成分が入っており、その症状によく効くように作られている分、他の所に悪影響が出る副作用が強く出るようです。

その点、プラセンタは自然に由来しているものです。また、プラセンタはいろいろな成分が含まれている器官ですので、それぞれの成分が悪い作用を打ち消す役割をしているとの考え方もされています。ただ、プラセンタは食べ物にするための器官ではありません。エキスを抽出して注射するための器官でもありません。ですから、プラセンタに全く副作用がないという訳ではありません。

プラセンタ注射の場合、血液中にプラセンタのエキスが直接注入されるので変化が急下にに現れる人もいます。そういう人はプラセンタでかゆみや発疹が出たりするようです。プラセンタで副作用が出たら、使用を中止し、医師に相談しましょう