健康食品 ・サプリメント としてヒアルロン酸の経口摂取を謳った商品が存在するが、ヒアルロン酸経口摂取の有益性に関する科学的実証結果はない。ヒアルロン酸の基本構造はヘキスロン酸 (GlcUA) とヘキソサミン (GlcNAc) の連続であり、それぞれのグリコシド結合はα1→3結合が大半であり、アミラーゼ によって分解されるため、経口摂取によって軟骨やマトリックス組織にそのまま利用されることはない。また経口摂取の安全性については確立していない。
ってごぞんじでしたか
やっぱり食べ物にかぎるんですね
じゃヒアルロン酸って何？
基礎知識では、ヒアルロン酸で素肌そのものの保湿力を高めて、加齢やストレス・環境の変化で失われた肌本来のうるおいを取り戻し、肌のターンオーバー（生まれ変わり）を円滑にすることで、アンチエイジングを目的
ここ数年、「ヒアルロン酸」という言葉をテレビや雑誌、ＣＭなどでよく耳にしませんか？また「ヒアルロン酸」が配合された製品も多く出て来ています。以前は、美肌効果のある物質として、コラーゲンが一番注目されていました。ところが近年の研究により、ヒアルロン酸がコラーゲンに密接に関係していることが判明しました。コラーゲンが変質すると、肌のツヤがなくなったりすると考えられていましたが、それは、コラーゲンの周りを守っているヒアルロン酸が減少していくことが大きな原因なのです。このように「ヒアルロン酸」について研究で解ってきたこと。またヒアルロン酸を含む製品が多く氾濫する中で美容や健康に良いモノだ、ということはわかっても実際の効能はどうなんだろう？と思っていらっしゃる方がほとんどだと思います。そんな方々に「ヒアルロン酸」について詳しくご説明します。
栄養供給老廃物の除去
ヒアルロン酸はコンドロイチンと結びついて細胞の周りに存在し、血管から栄養をもらったり、細胞から排出された老廃物を運んだりする役割も持っています。
食品からとられた栄養は、腸から血管に入って各細胞に届けられます。
血管から細胞に入るときに、必ずヒアルロン酸を含んだ水分の部分を通るわけです。
この部分に充分な水分がなく、硬くなってしまっていると、栄養が細胞まで行き渡らずに、細胞自身が老化してしまうのです。
また、細胞でできた老廃物も同様です。
細胞に充分な栄養が行き渡らなかったり、老廃物を排出できなくなると、細胞の新陳代謝がにぶくなり、体内でのさまざまな病気の原因となります。ヒアルロン酸を含む製品
最近の基礎化粧品あるいはシャンプー・リンスなど様々な製品に、ヒアルロン酸が含まれています。
これはヒアルロン酸がもつ保水力が効果的であるという証明にほかなりません。
しかし、化粧品などで表皮のヒアルロン酸を補給しても、ヒアルロン酸の代謝は非常に短いので、真皮の部分にまで浸透していきません。
化粧品でヒアルロン酸を補うことも大切ですが、経口摂取によって体内から改善していくことがより効果的です。
細胞間の水分調整
人間の細胞は、隣り同士でくっついているわけではありません。細胞外マトリックスと呼ばれる物質で守られています。
ヒアルロン酸は細胞外マトリックスに多く存在し、細胞の働きを手助けしています。
体内に栄養分を運んだり、また要らなくなったものを排出する働きをしますが、そのほかに、細胞間における水分調整も行います。
均等に水分が行き渡ることによって細胞が正常に働き、つまりは体内の循環を良くするのです。
細胞外マトリックスの構造
細胞外マトリックスは、「コラーゲン」、「糖たんぱく質」、「ムコ多糖類」で出来ています。
中でも重要な役割をするのがムコ多糖類です。
ムコ多糖類とは、アミノ酸などの単糖がいくつかつながったネバネバした物質の総名称で、ヒアルロン酸、コンドロイチン酸、デルマタン硫酸をはじめ、コラーゲン、エラスチンといった繊維性タンパクや糖タンパクなどで構成されています。
このムコ多糖類を代表するのが、ヒアルロン酸です。
ヒアルロン酸の長期摂取
毎日いくつもの細胞が死に、またいくつもの細胞が生成されています。
先に述べたように、ヒアルロン酸は代謝が早く、毎日のようになくなっています。加齢のために減少するヒアルロン酸を補給するには、毎日摂取することをおすすめします。
また、関節炎などの治療としては、半年～２年くらいの摂取で効果が得られるようです。