まず体内でつくる酵素のほうですが、活性酸素と結びついて害の少ない物質に変化させます。代表的なものに、SOD(スーパーオキシドディスムターゼ)、カタラーゼ、グルタチオンなどがあります。20歳代をピークにしてスカベンジャーを体内で作る能力は徐々に低下してしまいます。
この3つの抗酸化酵素は、たんぱく質やミネラル(亜鉛、鉄、銅、セレニウム、マンガン)などを原料にしてつくられられます。この3種類の酵素がお互いが関連し合うことで「活性酸素」と戦うことができるのです。亜鉛や鉄などのミネラルは不足しがちですから、食事ではできるだけ意識してとりたいものです。
活性酸素が過剰に発生するのはどんな時?
活性酸素はどんな時に過剰発生するか
活性酸素は、私たちが呼吸し、食べ、歩き、眠る、そんな普通の生活をしていても発生します。つまり生きている限り縁は切れません。でも、特に大量に発生しやすいのは
○激しい運動をした時
○細菌やウイルスに感染した時
○強いストレス状態にある、その状態が続いている時
○紫外線や排気ガスなど大気汚染にさらされている
○食品添加物を摂取
○ダイオキシン、電磁波などの環境要因
○喫煙、肥満など
環境汚染は進み、オゾン層破壊により有害な紫外線は増える、不況やOA機器のストレスにさらされている現代人は、活性酸素が増えない方がおかしいのかもしれません。
上にあげた項目は、逆に予防するための項目でもあります。できるだけストレスや環境汚染、化学物質を避ける、禁煙するなど、生活習慣をチェックしてみてくださいね。
活性酸素を退治する食べ物は?。
◆カラダをサビさせてしまう酸素
サビるとは、酸化するということ。空気中の酸素は、体内に入って、「活性酸素」という物質に変身します。この「活性酸素」が体をサビさせてしまう原因となるです。
活性酸素は本来、体内に侵入した細菌やウイルスなどの敵からの攻撃からカラダを守るために、白血球がつくりだす物質。活性酸素により、ひとつの細胞がサビると、その細胞は次々にまわりの細胞を酸化させていきます。
活性酸素により細胞がさびて行くと、内臓や皮膚、骨などのあらゆる組織にダメージを与えます。カラダのサビは、老化やガンや生活習慣病などにつながると言われています。以前生活習慣病は、遺伝や家系などが主な原因と言われていましたが、研究が進むにつれ、生活習慣病の90%が活性酸素が原因ということがわかってきました。
◆活性酸素と戦うのがスカベンジャー
スカベンジャー(Scavenger)とは、廃品回収業者の意味で、文字どおり身体の中で生じた廃棄物でもある活性酸素を、無害なものに変える働きをします。また、抗酸化物質ともいわれ、体内で作られる酵素と、体外から摂り入れる物質の2種類があります。
体内の抗酸化酵素だけでは間に合わない場合、食物に含まれている抗酸化作用成分を摂取することによって、活性酸素をできるだけ退治しましょう。
それでは活性酸素を退治する成分とは、どんなものがあるのでしょうか? それは、「ビタミンACE(エース)」、亜鉛、セレンなどのミネラル、それから今よく話題になるポリフェノールなどのファイトケミカルです。
■抗酸化ビタミン
人間は、動物や植物と違い、この抗酸化ビタミンを体内で合成することができないので、普段の食事から十分に摂取する必要があります。
●ビタミンC
血液中などの水分の多い場所で強い抗酸化力を持ちます。レモン、いちごなどの果物、緑黄色野菜に多く含まれます。
●ビタミンE
脂溶性のビタミンEは、若返りのビタミンとも呼ばれています。酸化されやすい不飽和脂肪酸でできている細胞膜に存在し、その酸化を防ぎます。ごま、うなぎ、ピーナッツなどに多く含まれています。
●カロチノイド(ビタミンA)
特に緑黄色野菜などに多く含まれ、植物などに含まれる色素成分。特に抗酸化力が強いことで注目されているのが、トマトに多く含まれるリコピンで
■ミネラル
タンパク質とともにミネラルの体内でつくる3つの酵素の原料になります。
●亜鉛
酸化されやすい細胞を守る働きがあります。加工食品などは体内から亜鉛を排出したり吸収を阻害する食品添加物を含むものがあり、現代人や子どもは亜鉛不足になりがち。意識して取りたい栄養素です。
●セレン
活性酸素を抑制する抗酸化酵素の合成に必要なミネラル。亜鉛と一緒にとるとより効果的です。イワシ丸干し、シラス干し、小麦胚芽などに多く含まれています。
■ファイトケミカル
主に植物に含まれる苦み,香り、色素などの成分です。
●フロアントシアニジン
ブドウの種子に含まれる成分で。皮膚の成分であるコラーゲンやエラスチンと結合しやすく、活性酸素によるダメージを修復する働きがあります。赤ワインにたっぷり含まれています。
●カテキン
緑茶に多く含まれています。最近では、特に脳内で発生した活性酸素を抑える働きがあるといわれています。
その他コーヒーの香りの成分であるクロロゲン酸、大豆や味噌・醤油に含まれるサポニンなど、ブロッコリーや菜花などのアブラナ科の植物のみに含まれるイソチオシアナートと呼ばれるイオウ化合物など・・・。
これらは、例えばビタミンEが抗酸化力を失うとビタミンCがEを再生させる、ミネラルが活性酸素を防御するための抗酸化酵素を助けて活性化させる、ポリフェノールとビタミンCをとると効果が高まるなど、お互いに協力しあいます。特定のサプリメントや食品を偏ってとるよりも、こうした栄養素や成分を複合的に含んでいる野菜や果物などを幅広く食べる方が効果的と言えるでしょう。
この3つの抗酸化酵素は、たんぱく質やミネラル(亜鉛、鉄、銅、セレニウム、マンガン)などを原料にしてつくられられます。この3種類の酵素がお互いが関連し合うことで「活性酸素」と戦うことができるのです。亜鉛や鉄などのミネラルは不足しがちですから、食事ではできるだけ意識してとりたいものです。
活性酸素が過剰に発生するのはどんな時?
活性酸素はどんな時に過剰発生するか
活性酸素は、私たちが呼吸し、食べ、歩き、眠る、そんな普通の生活をしていても発生します。つまり生きている限り縁は切れません。でも、特に大量に発生しやすいのは
○激しい運動をした時
○細菌やウイルスに感染した時
○強いストレス状態にある、その状態が続いている時
○紫外線や排気ガスなど大気汚染にさらされている
○食品添加物を摂取
○ダイオキシン、電磁波などの環境要因
○喫煙、肥満など
環境汚染は進み、オゾン層破壊により有害な紫外線は増える、不況やOA機器のストレスにさらされている現代人は、活性酸素が増えない方がおかしいのかもしれません。
上にあげた項目は、逆に予防するための項目でもあります。できるだけストレスや環境汚染、化学物質を避ける、禁煙するなど、生活習慣をチェックしてみてくださいね。
活性酸素を退治する食べ物は?。
◆カラダをサビさせてしまう酸素
サビるとは、酸化するということ。空気中の酸素は、体内に入って、「活性酸素」という物質に変身します。この「活性酸素」が体をサビさせてしまう原因となるです。
活性酸素は本来、体内に侵入した細菌やウイルスなどの敵からの攻撃からカラダを守るために、白血球がつくりだす物質。活性酸素により、ひとつの細胞がサビると、その細胞は次々にまわりの細胞を酸化させていきます。
活性酸素により細胞がさびて行くと、内臓や皮膚、骨などのあらゆる組織にダメージを与えます。カラダのサビは、老化やガンや生活習慣病などにつながると言われています。以前生活習慣病は、遺伝や家系などが主な原因と言われていましたが、研究が進むにつれ、生活習慣病の90%が活性酸素が原因ということがわかってきました。
◆活性酸素と戦うのがスカベンジャー
スカベンジャー(Scavenger)とは、廃品回収業者の意味で、文字どおり身体の中で生じた廃棄物でもある活性酸素を、無害なものに変える働きをします。また、抗酸化物質ともいわれ、体内で作られる酵素と、体外から摂り入れる物質の2種類があります。
体内の抗酸化酵素だけでは間に合わない場合、食物に含まれている抗酸化作用成分を摂取することによって、活性酸素をできるだけ退治しましょう。
それでは活性酸素を退治する成分とは、どんなものがあるのでしょうか? それは、「ビタミンACE(エース)」、亜鉛、セレンなどのミネラル、それから今よく話題になるポリフェノールなどのファイトケミカルです。
■抗酸化ビタミン
人間は、動物や植物と違い、この抗酸化ビタミンを体内で合成することができないので、普段の食事から十分に摂取する必要があります。
●ビタミンC
血液中などの水分の多い場所で強い抗酸化力を持ちます。レモン、いちごなどの果物、緑黄色野菜に多く含まれます。
●ビタミンE
脂溶性のビタミンEは、若返りのビタミンとも呼ばれています。酸化されやすい不飽和脂肪酸でできている細胞膜に存在し、その酸化を防ぎます。ごま、うなぎ、ピーナッツなどに多く含まれています。
●カロチノイド(ビタミンA)
特に緑黄色野菜などに多く含まれ、植物などに含まれる色素成分。特に抗酸化力が強いことで注目されているのが、トマトに多く含まれるリコピンで
■ミネラル
タンパク質とともにミネラルの体内でつくる3つの酵素の原料になります。
●亜鉛
酸化されやすい細胞を守る働きがあります。加工食品などは体内から亜鉛を排出したり吸収を阻害する食品添加物を含むものがあり、現代人や子どもは亜鉛不足になりがち。意識して取りたい栄養素です。
●セレン
活性酸素を抑制する抗酸化酵素の合成に必要なミネラル。亜鉛と一緒にとるとより効果的です。イワシ丸干し、シラス干し、小麦胚芽などに多く含まれています。
■ファイトケミカル
主に植物に含まれる苦み,香り、色素などの成分です。
●フロアントシアニジン
ブドウの種子に含まれる成分で。皮膚の成分であるコラーゲンやエラスチンと結合しやすく、活性酸素によるダメージを修復する働きがあります。赤ワインにたっぷり含まれています。
●カテキン
緑茶に多く含まれています。最近では、特に脳内で発生した活性酸素を抑える働きがあるといわれています。
その他コーヒーの香りの成分であるクロロゲン酸、大豆や味噌・醤油に含まれるサポニンなど、ブロッコリーや菜花などのアブラナ科の植物のみに含まれるイソチオシアナートと呼ばれるイオウ化合物など・・・。
これらは、例えばビタミンEが抗酸化力を失うとビタミンCがEを再生させる、ミネラルが活性酸素を防御するための抗酸化酵素を助けて活性化させる、ポリフェノールとビタミンCをとると効果が高まるなど、お互いに協力しあいます。特定のサプリメントや食品を偏ってとるよりも、こうした栄養素や成分を複合的に含んでいる野菜や果物などを幅広く食べる方が効果的と言えるでしょう。