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こんにちは。ニコニコ

 

 

 

8月が始まりましたね。

 

 

うだるような暑さがまだこれからも続くと思うと

命の危険と隣り合わせの夏。ゲッソリ

 

 

こんな天気の毎日ですから

皆様も体調の微妙な変化に気づくよう

くれぐれもお気を付けくださいね。

 

 

クローバー。お花。*クローバー。お花。*クローバー。お花。*クローバー。お花。*クローバー。お花。*

 

年齢的に、死が身近に感じてきました。

自分がというよりも

身内、近しい人の訃報が立て続けにあったからでしょうか。

(といっても親戚や親世代の方ですが)

 

 

だからというわけではないですが

自分の親世代が中心の

尊厳死について考える映画を2本見ました。

 

 

 

 

一本目は「旅立ちの時」

原題:Le Prochain Voyage

 

仲睦まじい老夫婦。

二人は新婚旅行の時に訪れたホテルで

当時と同じ部屋に泊まります。

 

紳士的なリシャールと

ゴージャスな雰囲気のジャクリーヌ。

 

この夫婦の客室係は高額なチップを渡され

「素敵な夫婦ね、、」と思いつつも

なにか嫌な予感が、、。

 

そんな二人のホテルに乗り込んできたのは

息子のセバスチャン。

 

 

実は両親がフランスでは合法化されていない

「尊厳死」を望んでいることに反対し

説得をしに来たのだ。

 

 

夫は認知症が始まり、

妻はガンで残り少ない命。

 

自分が先に逝くだろうと思う妻。

そしてその先に

夫の認知症が更に進めば

子供たちに迷惑をかけるだろう。

 

そんな二人が選んだのは

幸せな思い出を振り返りながら

一緒に死にたいという願い。

 

 

子供の立場からすると

「面倒を見るからそんなことしないで、、」と思うのですが

母親であるジャクリーヌからの手紙を読んで

選択する権利は誰にあるのか?と考えてしまいます。

 

 

ジャクリーヌが書いた手紙は

フランスの大統領宛て。

フランスにも尊厳死の選択がほしい、という願いでした。

 

上矢印

撮影中の一コマのようです。

 

 

マダムを演じるLine Renaudさん。

以前も彼女の出演したテレビ映画をレビューしています。

 

ちょっと意地悪な「コレットおばあちゃん」の役でしたね💕

 

 

クローバー。お花。*クローバー。お花。*クローバー。お花。*クローバー。お花。*クローバー。お花。*

 

重いテーマが続きます。

 

ソフィー・マルソー主演、

フランソワ・オゾン監督ということで視聴した作品。

 

こちらも尊厳死についてです。

 

 

 

 

すべてうまくいきますように(2021)

原題:Tout s'est bien passe

監督:フランソワ・オゾン

出演:ソフィー・マルソー

アンドレ・デュソリエ、シャーロット・ランプリング

ジェラルディン・ペラス

 

 


ソフィー・マルソー演じる長女のエマニュエル。

父親はユーモアと好奇心にあふれ、人生を楽しんでいた85歳アンドレ。

 

しかし突然脳卒中で倒れてしまいます。

幸い一命は取り留めたものの

体は思うように動かない。

 

そんな現実を受け入れられない父は

エマニュエルに

「安楽死せてほしい」と頼みます。

 

「そんなことは出来ない」と反対しますが父の意思が強く、

合法的な安楽死を支援するスイスの協会を見つけます。

 

一方父親のアンドレはリハビリで少しづつ動けるようになり

安楽死のことも忘れ、生きていく決心をしたように見えたのですが……。

エマニュエルに「あの件はどうなった?スイスの安楽死の!」と

まだあきらめていない様子。

 

妹も勿論反対なのですが

父の固い決意に折れて

尊厳死の日程を決めます。

 

父のアンドレは

孫の発表会を見てから死にたい、

死ぬ前にあっておきたい人と食事に行きたいなど

まあまあわがまま(笑)

 

しかし、あまりにも人に言いすぎたからか?

以前のパートナー(父は同性愛者でした)が

警察に通報!

 

予定していた父のスイスへの移動が阻まれるのか?

そしてエマニュエルら姉妹は逮捕されるの?

 

父の願いが「すべてうまくいきますように」のタイトル通り

ちょっとサスペンスチックなシーンに

ハラハラしながら、尊厳死が成功するのか見守ってしまいました。
 

 

強風の中でのインタビュー。

この映画、そして監督について語っています💕

 

 

 

 

日本の「PLAN 75」とは一味違う作品でした。

「PLAN 75」の方はちょっと姥捨て山に近いというか

社会的に必要とされていないから、という悲しい感覚がありましたが

この映画では本人が決める、という強い意志を感じました。

 

 

 

自分だったらどうなんだろう?と。

好きな音楽、お花に囲まれて

家族の近くで死んでいくのか?

 

その前に私はお墓の場所とかが気になっています。

夫より先に死んだとしたら

知らないご先祖さんと一緒に墓に入るの???と

思っているんですよね~。

 

子供もいないし、

せいぜい姪っ子たちが悲しむくらいでしょう。

 

だからお墓はいらなくて

自分の故郷の川に散骨がいいな~。←無理?(;'∀')

 

 

 

 

しかし伝統的なお葬式というものも

もちろん大事ではあります。

 

というのも夫が昔お世話になった

ニュージーランドのホストマザーが

先週、亡くなりました。

 

彼女の旦那さん、夫にとってのホストファーザーのお葬式は

かれこれ10年くらい前。

 

その時は夫は向こうに駆け付けましたが

今回はそうもいかず、、、

 

でもコロナ禍を通して発展した

動画でお葬式の中継。

 

そのおかげで、リモートでお葬式を見ることが出来ました。

 

 

私たち夫婦とほとんど同世代の

彼らの娘や息子(ずっと仲良くさせてもらっていますお願い

彼女たちのスピーチや教会での賛美歌を聞きながら

ホストマザーの死を悼みました。

 

夫曰く、これでまた一つ時代が終わった気がする、と。

 

RIP

 

 

 

では今日はこの辺で。

またお会いしましょう