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こんにちは。ニコニコ

 

 

 

暑い毎日が続きますが

 

昨日はそんな暑さを忘れられるような

 

吉永小百合様の

映画&トークショーに行ってきました。

 

 

 

開場時間のかなり早く現地に到着。

 

席も前の方が取れて

こんな近くで小百合様がみられるんだ・・と

わくわくしました。

 

 

 

 

でもテーマはそんな気持ちとは真逆の

「戦争」

 

 

テーマは

過酷極まりない沖縄戦。

 

 

戦地で看護要員として

従軍した女子生徒や

教師、そして戦力要員の

男子学生たちが

これでもかと追い込まれて

戦地に命が散っていく、

そんな映画です。

 

以前古手川祐子さん主演の

「ひめゆりの塔」を見ましたが

この映画はモノクロ。

 

 

 

 

冒頭は渡哲也さんが

20年後という設定で

戦争のことを知らない若者たちの姿を語ると

 

昭和19年に時代は遡り

吉永さん演じる和子達を含め

教師になることを夢見る

女子生徒たちの賑やかな

普通の日常から始まります。

 

 

 

アメリカ軍がどんどん

日本に近づくにつれ

明るかった生活に

暗雲が立ちこみます。

 

 

サイパンが陥落した後

多くの子供たちを含めた

民間人を乗せ

沖縄から疎開した対馬丸が

アメリカ海軍に撃沈され

 

児童もですが引率していた

乙和信子さん演じる和子の母も

犠牲になります。

 

(軍の命令に従い行われたのですが

責任を校長に求める子供を失った家族ら。

責められる校長先生も辛い、、)

 

 

サイパンの次は日本、、。

 

これでもかというくらい

空襲を受ける映像に

 

今起きている

ウクライナの戦争をはじめ

イスラエルや

世界各地での爆撃による戦争が

頭をよぎりました。

 

 

8月になると

テレビでも戦争をテーマにした

ドラマが作られ

もちろんそれも

とても意味があると思うんですけど

やはり映画ならではの

リアリティーの追及や

役者の違いなのか?

 

 

「あゝひめゆりの塔」

 

重いテーマは避けがちな私ですが

本当に見てよかったと

鑑賞後いつまでも残りました。

 

 

 

クローバー。お花。*クローバー。お花。*クローバー。お花。*クローバー。お花。*クローバー。お花。*

 

上映後は小百合様のトークショー。

 

 

生で”吉永小百合”さんを見る日が来るなんて!

 

トークショーが始まる直前、

撮影カメラマンの方が

私の真後ろにいたので

ちょっとお話。

 

結構な高齢のおじいちゃんカメラマンさんは

50年以上吉永小百合さんを撮り続けているそうで

「明日新聞に載る写真は僕が撮るものです」と

言っていました。

 

いよいよ小百合様が登場。

 

お年を知っているだけに

いやー、本当にお若くてきれい!

 

 

美魔女とはまた違う

清楚な美しさ。

 

年齢は知っていますが

外見は元より

話すたたずまいも

全てが素敵です。

 

 

 

 

トークショーでの内容も

とても興味深いことを聞くことが出来ました。

 

 

例えば映画の裏話。

 

撮影時期はまだ沖縄は返還前だったので

ロケ地は伊豆で、

学校などは川崎にセットを作ったのだそう。

 

日活のスターが多く出ている映画ですが

空襲を受けるシーンでは

どこに火薬が埋まっているか確認の後

それを避けながら逃げる演技は

戦争ではないけれど

若い吉永さんたちにとっては

本当に緊迫感で心理的にも大変だったそう。

 

中でもパニックになったというのが

自決シーン。

 

手榴弾で自決するというところで

弾着に入れて爆破するのに

間違えて顔の近くで

ボタンを押してしまい

頬にやけどを負ってしまったと。

 

それでも手当てして

絆創膏を貼った後に

もう一度そのシーンを撮ったというから

色々な意味で映画も過酷だったのでしょうね。

 

(火傷の傷はどうだったの?と聞かれた吉永さん。

「まだ23歳だったので2か月くらいかかったけれど

綺麗に治りました(笑)。

今だったらもう、無理でしょうね。」って)

 

 

今、世界中で軍拡の動きになっていることが

とても気がかりだとおっしゃっていました。

 

MCの立花珠樹さんの言葉で

すごく胸に刺さったのは

(言葉が少し違っているかもしれません、うろ覚えですいません)

「戦地に行く気がないくせに、被爆する気もないくせに、

でもそういう(上の人)が戦争のシュミレーションをして・・」

 

いつだって戦争で犠牲になるのは民間人。

もちろん軍人だって兵役で徴兵されたりで

好きで戦争をするわけではないのでしょうけど

 

でも争いごとで攻撃を決めるのは

必ず戦地に行かない人、、

それは昔も今も変わらないんですよね。

 

 

1968年の「あゝひめゆりの塔」の撮影後

 

パスポートを取って

沖縄に慰霊に行ったという小百合さん。

 

その後も朗読会を含め

戦争を忘れないよう活動されています。

 

 

いつまでも「戦後」という言葉が使われる

世の中であってほしいと

おっしゃっていたのが印象的でした。

 

 

 

最後の方で客席にいた

かつて学園ドラマにも出られていた

女優の斎藤とも子さんも少しお話されました。

 

久しぶりに見た斎藤さん、

(生では初めてですが)

すごく透明感があってスリムで綺麗な方でした。

 

 

 

 

最後にこの映画祭の題字。

吉永小百合さんの字だそうです。

 

 

 

平和は当たり前じゃないのだから

ありがたく過ごさないといけないですね。

 

最後にこの映画祭を主宰された

「昭和文化アーカイブス」

代表の御手洗志帆さんにも

このような機会を作ってくださったことに

感謝したいです。

(当日は赤ちゃんを抱っこしながら

テキパキと動いてらっしゃいました!)