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こんにちは。ニコニコ

 

 

今日はフランスのテレビ映画からです。

フランス

 

Un ciel radieux 

晴れゆく空

(2017)

 

ネタバレですので

注意このテレビドラマを見るつもりの方は読み飛ばしてください

見る予定の無い方、

お付き合いいただけると嬉しいです。ウインク

 

 

 

 

 

いわゆる体が入れ替わるお話。

 

映画「転校生」や

ガッキーと舘ひろしのドラマ

「パパと娘の七日間」

 

最近だと綾瀬はるかの

「天国と地獄」がありますが

 

2人の身体が単に入れ替わるというよりも

 

1人の身体に2人の魂が入った状態。

 

徐々に戻っていく感じは

東野圭吾之「秘密」に近いような

 

いや、最終的には「ゴースト」かも。

 

 

 

前振りが長くてすいませんお願いあせる

 

 

ストーリーはシンプルですが

見終わった後に

「よかったな」と思える作品でした。ラブラブおねがい

 

 

ここから完全に結末まで書いています。上差し

 

 

(あらすじ)

ある夜、ヴァンサンの運転する車と

レオという若者のバイクの衝突事故が起こる。

 

ヴァンサンの妻と子供は

病院で彼の死を伝えられられます。

 

一方、バイクに乗っていたレオは危篤状態。

 

 

物語はここから始まります。

 

死んだはずのヴァンサンが目覚めたのです。

と言っても彼の意識だけ。

体はもう死んでいるのに、なぜ?

 

 

そう、ヴァンサンの魂は

レオの身体に入り込んでしまったのです。

 

 

中身はヴァンサンのレオの意識が戻ると

 

そこには安堵の涙を浮かべるレオの両親が。

 

自分の外見がレオと知らないヴァンサンは混乱。

 

 

一体誰の家族なのか?

 

 

 

どうやら事故の相手の若者の身体らしいと理解するものの

 

大事な自分の家族のことで頭がいっぱいになります。

 

レオの身体のヴァンサン下矢印

 

事故の記憶をたどると

彼の働いていた会社は

ブラック企業だったのだと思い出します。

 

 

営業成績の良い彼にまで

リストラの予告があり

 

成績を倍にしないと

残れないと言われ

 

残業続きの中

精神的に追い詰められて

事故の瞬間に体に異常を起こしていた。

 

これは過労死かもしれない。

 

 

しかし会社はただの事故として

最低限のお金しか

家族に支払わないという。

 

家を買ったばかりで蓄えもないなか

残された妻と子供が生きていくため

何とか救えないのか・・。

 

 

そんなこととは知らない

レオの両親とガールフレンド。

 

 

事故が起こる直前に

けんか別れをした彼女は

意識を取り戻した彼を前に

「奇跡的に助かった」と大喜び。

 

 

しかし当然ながら

レオとしての記憶はないわけで

 

落ち着き払った態度に

(中身は中年の男性なので)

周りは少し戸惑います。

 

 

唯一両親だけは

「なんだかいい子になっちゃったわね」と喜び気味でしたが。

 

 

ガールフレンドのエマと

バイク仲間もレオに違和感を感じるものの

記憶が戻るまでは仕方ないと信じ込みます。

 

 

中身がレオのヴァンサン、

 

どうしたら妻子を助けられるか

行動しなければ!と思い

1人で会社からの補償を引きだすために

調査していきます。

 

 

 

しかし時間が過ぎるごとに

無意識にレオの部分が戻ってきたことを感じるヴァンサン。

 

ヴァンサンはたばこを吸わないのに

魂のレオの部分が戻り始めると

 

煙草を吸ったり

レオのパソコンのパスワードも

無意識にキーボードに打ち込めている・・。

 

体にしみこんでいる癖など

徐々にレオが体に戻ってきているということは

自分がいよいよ天国に旅立つ日が近づいているのだろう。

 

これはますます

急がないと間に合わない!!

 

 

そんな中、ヴァンサンは

会社側の過労死になる証拠をつかみ、

 

 

同じように不当解雇や

不当人事による自殺者と共に

訴訟をした方がよいと考えますが

 

レオの身体を借りたヴァンサンには時間が少ない。

 

 

そこでエマにだけ真実を話し

協力を求めます。

 

 

 

ヴァンサンと同じように

会社に追い詰められて

 

彼女と共に

苦しい思いをした人たちや遺族を訪ねます。

 

 

証言や証拠を集め、

彼の過労死も認められることとなりました。

 

 

目的を果たせてよかったねヴァンサン、とエマが喜ぶと

 

 

実はもう体の中には既にレオの魂が戻っていました。おねがい

 

 

 

実は活動の最中のある夜に

ヴァンサンの魂はレオの身体からいなくなり

見守るだけの状態になっていたのでした。

 

 

 

レオは自分の身体に戻ってきましたが

ヴァンサンとして過ごした記憶と

彼の情熱を体験したことで

意識の変化が起こっていたのです。

 

 

 

事故の前までの自分を客観的に見つめると

 

恵まれた家庭に生まれ甘やかされ、

 

 

周りにもわがまま接して生きてきたことに気づきます。

 

 

ヴァンサンが家庭を守ろうと奔走し、

 

同じように会社の不当なパワハラで

苦しむ人を目の当たりにした経験から

 

将来の道は弁護士を目指すと決心。

(レオの両親はここでも大喜び!)

 

 

 

バイク仲間と楽しくつるむ彼の姿は

以前と変わらないようですが、

 

あり得ない体験から人生が大きく転換しました。

 

 

そして別れの時を迎えるべく

ヴァンサンはレオに最後のお願いをします。

 

 

妻と子供にきちんとお別れするため

彼の身体を借してほしいと。

 

 

レオの姿で会いに行き

事故から今までのことを語ると

妻は全てを理解してくれました。

 

ヴァンサンに

「次は天国でね」と。

 

 

ラストシーンはタイトル通り

 

”Un ciel radieux ”

 

 

 

星 radieux ,se

(太陽が)光り輝く

よく晴れた

(人や表情)喜びにあふれた、晴れやかな

 

 

クローバー。お花。*クローバー。お花。*クローバー。お花。*クローバー。お花。*クローバー。お花。*

 

最後のクレジットロール直前に

 

 

À la mémoire de  Jiro Taniguchi

「空へ旅立った谷口ジローに捧げる」という一文が。

 

2017年に亡くなられた谷口ジローさん。

 

 

私は全く知らなくて恥ずかしい限りなのですが、

 

調べてみたところ

 

松重豊さん主演でドラマ化された

 

「孤独のグルメ」も谷口さんの作品だったんですね。

(原作は久住昌之さん)

 

 


 

この映画のもととなった漫画「晴れゆく空」

 

 

先にフランス版の

実写を見てしまいましたが、

 

とても素敵なドラマでした。

きっと谷口さんも

この作品を喜んで見られたのではないかと思います。照れ

 

 

 

ではキャストの紹介です。

 

レオとヴァンサンの魂を演じたLéo Legrandさん

 

実名もレオなのねニヤニヤ

 

 

この作品の前にも

 

谷口さんの漫画「遥かなる町へ」という作品も

 
フランスのリヨンを舞台にうつして映画化されています。
 
タイトルは
”Quartier lointain”(2010)
 
この映画にもLéo Legrandさんは出演しています。
 
 
 
95年生まれなので当時は15歳くらい?
 
 
 

 

 

この少年が7年後にはこんな風に大人になるのね~びっくり

 


男の子を持つ親御さんからは

 

「そうなのよ、あっという間よ」と言われそうですがあせる

 

 

偶然録画して見たテレビ映画から

 

谷口ジローさんのフランスと関わった作品が

もっと見てみたくなりました。ラブラブ

 

 

 

(映画だけでなく刊行物やドキュメンタリーもあるそうです)

 

 

***お花。***お花。***お花。**

 

 

 

では今日はこの辺で。

 

またお会いしましょうキラキラ