Modenaは、Emiglia-Romagna州の街です。私は行ったことが有りません。エミリア‐ロマーニャで行ったことが有る街は、州都のBologna、Forliというアドリア海側の街ぐらいですかねぇ。地方色の強いイタリアは、それぞれに郷土料理が有ってイタリアにはイタリア料理は存在しない。郷土料理の集合体だ!と言われています。言葉も標準語がイタリア語で有ってそれぞれの地域で方言で会話しています。

モデナと言えばスーパーカーの一大生産地でも有ります。Ferrari、Lamborghini、Maserati全て本拠地はモデナなのです。なぜここに集中しているのか?と言えばMaseratiの競技車両を近所の少年が憧れ、大人になった彼が最終的にFerrariを自作した。トラクター製造で成金になったFerruccio LamborghiniがFerrariの市販車を購入して分解したら自社トラクターと同じ部品が使われていて、価格が6倍で売られていた事、クラッチが重いとか文句を言ったけど相手にされなかったから自作した。等々伝説が有ります。

 

最近、モデナ製のスポーツクーペを中古で購入しました。私の持論では遊びの車はMTに限る。です、です。そうなると最近製造された車はほとんど眼中に無くなります。最新スーパーカーは買う経済力も無ければ、維持力もない。FerrariはPininfarinaデザインでゲートの付いたシフトレバーで無ければ、Lamborghiniは元々それほど興味がないしレースに積極的でない、Maseratiは小ぶりなBitruboシリーズまでで今のはデカすぎと、最新の車に対する思考回路が停止しています。

実は当時ドイツ製スポーツクーペにするか、ビトゥルボシリーズにするか迷っているうちにビトゥルボシリーズは廃盤、ドイツ車はモデルチェンジとなり、故障が気がかりなビトゥルボを止めてBMW M3(E46)初期型を購入しました。その車は今も所有していてRHD完全ドノーマルベースグレードです。距離は約44000Km。

最近の中古車価格高騰の強迫観念に駆られてビトゥルボシリーズの最終版1997年製を購入しました。似たような成り立ちの車ですがドイツ車とイタリア車では全く異なります。ドイツ車は、2000年初頭という事も有り、端末センサー類の配線はBUS通信になっています。一方イタリア車は1997年当時なので全て電気配線、一応ECU、ABSなどエンジン、ブレーキ制御はコンピューター化されていますが、今となっては時代を感じずにはいられません。

ドイツ車は、トラクションコントロール、街中&スポーツモード等、エアバックなどのドライバー支援、安全装置が付いています。

一方イタリア車は安全装置の初期型ABSぐらいで、トラクションコントロールも無ければ、ドライバー支援装置は皆無です。

機械的にはドイツ車、イタリア車ともに差は有りませんが、主要部分を除いてイタリア車の方が安っぽい部品です。

さて、このイタリア車どの様に所有していくか楽しみでも有ります。