久しぶりにスカッと晴れた先週末、ホルクスに乗って秋葉原まで買い物に行くついでに、東京都心の桜の様子を見て来ることにしました。
お彼岸が近づいて、日差しはすっかり春の眩しい光になっていますが、風はまだ冷たく、ウィンドブレーカーを着て走るぐらいでちょうどいい感じです。
まず、東京タワーに近い芝公園に行ってみると、まだ冬枯れの木が多い中で、一本だけピンク色の花が満開になっている木があります。その周りだけ人が集まっていますね。
近くに寄ってみると、寒桜と書いてありました。
3月上旬が開花時期だそうで、まさに今が旬の花ですが、これまで意識して見たことがなかったので、この時期に満開の桜があるのにはビックリでした。
次に都心の桜の名所、千鳥ヶ淵に行ってみました。
なんと、ここは満開の寒桜が並木になっていて、一足早くお花見を楽しんでいる人がいます。こうやって見ると、寒桜でもソメイヨシノと変わらない華やかさがありますね。
ソメイヨシノの方は、まだまだツボミで、開花しそうな気配はありません。でも、あと2週間もすると見頃になるのでしょうね。
別の一角にも寒桜の立派な並木があり、人々がベンチでのんびりとお花見を楽しんでいます。混雑していない場所で、こうしてゆったりと桜を鑑賞するのは贅沢ですね。
毎年、ソメイヨシノの花が咲くと大きなニュースになりますが、寒桜の方は話題にならないため、正直、都心にこんな場所があるとは知りませんでした。一足早いお花見ができて、ちょっと得をした気分です。
さて、帰り道、ちょっとうれしいことがありました。
信号待ちをしていた時に、クロモリのレーサーに乗った若者が『めっちゃ、かっこいい自転車ですね!』と声をかけてきてくれました。40年前の自転車だと言ったらビックリしてましたが、彼はクロモリの自転車が好きなのだそうです。
古い、新しいではなく、クロモリ製のロードレーサーが、こうして若い世代にも愛されているのはうれしいですね。
一足早いお花見と、帰り道の出来事で、ほっこりした気分になれた一日でした。