以前にもご紹介した『CLASSIC DE ROSA』は、美しい写真と、他に類を見ない詳細なデータを使って1950年代から80年代のヴィンテージ・デローザを紹介した本で、ヴィンテージ・デローザ・マニア必携のバイブルとも言える名著です。
その『CLASSIC DE ROSA』の著者、アンドレア・ボンファンティ氏がイタリアから来日し、上野のヨコオカフェで日本のデローザ・ファン達と親交を深めました。
中央がアンドレア氏。
自転車歴 数十年の大ベテランを想像していたのですが、アンドレア氏は意外にもまだ30代半ばで、デローザの研究を始めたのは2015年からだそうです。わずか8年でこの業績は驚異的です。
今回は、彼の本から抜粋したロゴやラグ形状、パントグラフなどの年次別変遷をまとめたポスターを持参して来てくれました。
折しも『クラシックDE ROSAウィーク』開催中のヨコオカフェには、10台のヴィンテージ・デローザが並び、ヴィンテージ自転車マニアの方々 約20人が集まって、アンドレア氏を歓迎しました。
参加者と英語やイタリア語で歓談するアンドレア氏。
皆さん、筋金入りのヴィンテージ・デローザマニアですので、話も盛り上がります。
この日のデザートはスペシャルなDE ROSA仕様でした。
(触ってしまってDの字がちょっと崩れてしまいました。ごめんなさい。)
展示中のヴィンテージ・デローザのオーナーさんに話を聞くアンドレア氏。今回は60年代から70年代の車が揃いましたが、一台一台の車に非常に興味をお持ちで、熱心に話をされていました。
レアなボトルについて語るアンドレア氏。自転車だけでなく、アクセサリー類にも非常に詳しい方です。
ヴィンテージ・デローザをこよなく愛する『クラブ・デローザ・クラシケ』から、アンドレア氏にプレゼントが贈られました。
一つ目はカンパニョーロのサービスカーのミニカーです。
もうひとつは、デローザをイメージさせるハートマークのお菓子。(資生堂パーラーのガナッシュです。)
そして、クラブ・デローザ・クラシケ特製のステッカーが贈られました。
アンドレア氏からは、お土産として丸型のステッカーやポストカードをいただきました。
最後に参加者全員で記念写真を撮って、アンドレア氏の歓迎パーティーはお開きです。
今回はいろいろ貴重な情報交換ができて、非常に楽しいひとときでした。今回のパーティーを企画された皆さん、ご協力いただいたヨコオカフェの皆さんに感謝です。どうもありがとうございました。
私も含め、今回参加された方の多くが『CLASSIC DE ROSA』の本を持参し、アンドレア氏のサインをもらっていました。彼は続編にも意欲を燃やしているとのことなので、期待して待ちたいと思います。
『CLASSIC DE ROSA』は発行数が少なく、入手困難ですが、横尾双輪館に少し在庫があるようですので、欲しい方はお早めにどうぞ。
さて、この本以外に、アンドレア氏のもうひとつの功績が、ヴィンテージ自転車メーカーマップの製作です。
イタリア版は、昨年春の関戸橋フリマで入手していましたが、その他にもフランス版、イギリス版、アメリカ版があり、今回はフランス版を購入しました。
フランス版もイタリア版に負けず劣らず素晴らしい!
サンプレックスやマファックなど、消滅してしまったメーカーも多いですが、『こんなところにあったんだ。』と、眺めているだけで楽しくなってしまいます。額に入れて飾りたいですね。
今回が初来日だったアンドレア氏に、日本のデローザ・ファンの熱いデローザ❤️愛は伝わったでしょうか? ぜひまた、このような交流の機会が持てたらうれしいですね。今後のアンドレア氏のさらなる活躍に期待したいと思います。
なお、クラシックDE ROSAウィークは、7月9日(日)まで、ヨコオカフェで開催していますので、興味のある方は是非おいでください。
熱いデローザ愛をお持ちの方は、こちらのクラブへどうぞ。