5月13日、14日の2日間に渡って、ヴィンテージ自転車の祭典 エロイカ・ジャパン2023が開催されました。
今回は天気に恵まれず、土日とも『雨のエロイカ』となってしまいましたが、新たに伊豆を舞台に開催されることになったエロイカ・ジャパンには、国内外から200人以上の熱いヴィンテージ自転車マニアが参加しました。
Part 1では1日目の様子を、Part 2では2日目の様子をレポートします。
初日の土曜日は、今回から新たに加わった現代カーボンバイクもOKのライド『Cambium C70』と『Cambium C35』のほか、ヴィンテージ自転車コンテスト、各種セミナー、そして前夜祭などが開催されました。
私は、この日、ボランティアでライドのエイドステーション運営のお手伝いをさせていただいたのですが、自分でやってみて裏方の皆さんのご苦労がよくわかりました。熱心に協力していただいた地元の方々に感謝です。
さて、今回は伊豆箱根鉄道の修善寺駅前広場に、スタート&ゴールとなるエロイカビレッジが設営されました。芝生の広場にステージが設置され、フリマのテントやキッチンカーなどが出ています。
ヴィンテージ・デローザ愛好者の集まりであるクラブ・デローザ・クラシケも出店しました。テントでは70〜80年代を中心としたヴィンテージ・デローザの展示のほか、クラブの活動紹介などを行っていました。
出場者の受付や自転車整備などを行う運営本部は、駅前の『クランクベース』というレンタサイクルステーションにあります。
出場者は、ここでゼッケンなどをもらいます。
受付時にもらった物。
ゼッケンの他に、スタンプカード、ポストカード、フレーム用のステッカー、参加賞の日本酒などがサコッシュに入って渡されます。さらにA4サイズの立派なリーフレットとコースマップももらえます。
今年のサコッシュはかわいい感じですね。
リーフレットには、伊豆の観光案内やコースマップのほか、スポンサーの紹介が載っています。
クラブ・デローザ・クラシケも紹介されていますね。
私のゼッケンは3054番でした。走るコースによって、1000番台の数字が異なります。
美しさや個性を競う自転車コンテスト『コンコルソ・デレガンツァ』は、雨のため修善寺駅内のコンコースで開催されました。審査結果は日曜日の後夜祭で発表されます。
駅前のワーキングスペースでは、各種セミナーが行われました。
シマノで長年デュラエースの企画に携わってこられた長谷部氏をお招きした『DURA-ACE半世紀』というセミナーは非常に興味深い内容で、立見が出るほどの盛況でした。
さて、夕方からは、『チャオ・エロイカ』と銘打った前夜祭のパーティーが行われました。
参加希望者が多いため、パーティーは2回に分けて入れ替え制で行われました。イタリア、アメリカ、台湾など、海外からの参加者も多く、久々にエロイカの世界が戻って来たという感じがします。
大会名誉会長の稲田精治氏からの挨拶。
イタリアから、エロイカの創始者ジャンカルロ・ブロッチ氏も参加されました。
こちらは世界中のエロイカ・イベントを統括されている方です。
参加者の中からベストドレッサーが表彰され、賞品としてブルックスの素敵なバッグが贈られました。
あいにくの雨でキャンセルとなったイベントもありましたが、ヴィンテージ自転車マニアの熱気は雨には負けません。
ようやくコロナ禍が終息して4年ぶりに正常開催となったエロイカ・ジャパンの前夜祭を満喫し、明日のライドに備えて早々にホテルに引き上げました。
Part 2では、2日目のライドをレポートします。