ラーレーのロードレーサーをスポルティーフに | CICLI LA BELLEZZAのブログ

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愛するヴィンテージ自転車たちとの生活

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今週末のJVR D'Eleganceに向けて、愛車のラーレー・コンペティションをちょっとイメージチェンジしてみることにしました。

きっかけは、京王閣のフリマで買ったブリティッシュ・グリーンのインフレーターです。付けてみると、なかなか似合うのですが、ちょっとスポルティーフっぽい印象があったので、それならば車全体をブリティッシュ・グリーンでカラーコーディネートしたスポルティーフに変身させてみようと思いつきました。

 

現在のラーレー・コンペティションは、黒いフレームに革のバーテープや木リムなどを使って、黒と茶色でカラーコーディネートしています。ファッション雑誌風に言うと『定番大人コーデ』ですね。(笑)

 

 

これはこれで完成されていて、特に不満があるわけではありませんが、一方で、英国車なのでブリティッシュ・グリーンも似合うのではないかとずっと思っていて、以前からグリーンのアイテムを集めていたのです。ただ、一カ所だけ変えても浮いてしまうので、これまでは使う機会がありませんでした。そこで、この機会に思い切って全体をイメチェンしてみようと思ったわけです。

お気に入りの服を、いつもと違ったコーディネートにしてみようという感じですね。

 

バーテープやチューブラーバッグなどグリーンのアイテム。

 

さらに、泥よけも付けて、いわゆるロンシャン風にしてみようと思います。ちなみに、ロンシャンというのはルネルスの車種の一つで、ロードレーサーに泥よけを付けたようなタイプのスポルティーフですね。シミズサイクルに行ったら、ちょうど700C用の細身の泥よけが大特価で出ていたので、それを使うことにしました。

 

 

さて、作業を始めましょう。

 

まず、バーテープをグリーンにします。今回のイメチェンは一時的なもので、、また元に戻そうと思っているので、革のバーテープは剥がさずに、その上から巻いてしまうという荒業です。

 

ちょっとモコモコ感はありますが、色はいい感じです。アウターの色ともうまくコーディネートしてますね。

 

 

次は泥よけの取り付けです。ところがこれが予想外の大苦戦!

ラーレーのフレームには泥よけステー用のダボが付いているのですが、このダボの穴が小さくて、ダルマねじが入りません。(しかも前後で穴の大きさが違う!)

 

しようがないので、ダルマねじをヤスリで削って細くしたのですが、そのためにネジが締まらなくなってしまいました。これは、修復剤を使うなどの手段が必要ですね。さらに後輪のダルマねじのナットがチェーンに当ってしまうので、ナットを薄く削るといった加工もしました。

 

また、前輪のフレームとホイールのクリアランスが大きいために吊り金具の長さが足りず、長さを足す金具を自作しました。

ふだん使っていないので気がつきませんでしたが、泥よけって奥が深いですね。

 

 

まだ細かい部分は未完成ですが、とりあえずアッセンブルしてみました。全体的に暗いトーンになるのを避けるため、ホイールは木リムではなく、シルバーの軽合リムにしています。

 

黒にグリーンとシルバーを基調にしたスポルティーフ

 

黒と茶色でまとめたロードレーサー

 

同じ自転車でも、別の解釈を加えることによってまったく違う自転車になるということに挑戦したかったのですが、どうでしょうか?

これまでの黒×茶色のロードレーサーも好きですが、黒にグリーンとシルバーのスポルティーフも悪くない気がしています。