74歳のIさんは酔ってくると毎回同じ自慢話をする。
客I「若い頃はようモテた。色々思い出すわ」
私 「泉州は紡績工場がぎょうさんあったから女工が多かった」
客I「入院した時に看護婦ともしたなあ」
私 「その話、もう100回は聞いてるで」
客I「そうか、今日、初めてやと思た」
私 「そら今日は初めてやけど、Iさんがこの店に来て30年になるけど、ずっと言うてるで」
客I「そうかいな。全然気ぃ付けへんかったわ」
私 「いつも酔うて話してるので、登場人物が入れ替わったり居酒屋がバーになったり女性の数が変わったりと、マイナーチェンジしながら同じ話をしてるで」
客I「酔っ払いの自慢話や。まあ、許せよ」
私 「別にエエで。自慢話をしてる時のIさんは、いつになく輝いて見えるわ」
客I「若い時の一番輝いてる時の話やからなあ」
私 「今は頭のてっぺんのが輝いてるなあ」
客I「放っといてんか。マスターも変わらんような頭をしてるやん」
一句:繰り返す 自慢話は 聞きずらい
謎かけ:自慢話とかけて、アザミウマ[害虫]と解く。どちらも(鼻に・花に)つきます