2月のこと
通常は事前申込なく当日受付順に
毎月第三土曜日に行われているという
天文学普及講演会だ
今まで参加したことはない
国立科学博物館は
実のところ外からはみているがこの建物に
入ったことはない
今回は申込制
定員を上回る時は抽選
ということで応募してみた
ありがたいことに抽選結果はあたりで
初入室💙
ここも名建築だ
講堂の場所がよくわからなかったので
案内ボランティアさんに
教えていただいた
お話ししてくださる先生
12月にお目にかかる機会があって
ふた月ぶり
天文現象を振り返る
と言っても
天文普及講演会は
900回、78年の歴史があるという
先生が絞り込んでお話ししてくださったのは
先生の研究対象の彗星、流星
約50年ほどのイベントのご紹介だった
様々な条件から専門家の先生が
彗星の予想をし
観測イベントなども催されてきたが
実際に予想通りだった事が少なかったようだ
日本での彗星観測記録は941年
凶兆として彗星が出ると飢餓になる
という記述が日本書紀にある
その秋、穂垂れ星が登る
不安そうに彗星を眺める人々の絵図が
残っている
幕末、戊辰戦争でも
山本八重が妖霊星(彗星)を見ていた
木星の1994年7月
シューメーカー・レヴィ彗星
20個あまりの分裂核が数日間にわたって
次々と木星に衝突
巨大な衝突痕を残した。
太陽系天体同士の衝突を
地上からリアルタイムで目撃するという
史上まれにみる出来事であった。
と記されている
他にも懐かしい彗星のお話を
たくさん伺った
彗星、大彗星となって現れるか否か
予想は難しい
彗星の軌道は遠く
我々が見えていないところが多すぎる
先生は『我々にはまだまだ経験が足りない』
とまとめられた