11月2日のFOMCを前に、追加金融緩和期待からドル売りの展開になっているが、想定どおりであれば、一旦円安に反転するかもしれないね。


だいたいこの手の話は出てくる前にオーバーシュートして、出てきてみたら材料出尽くしになるってパターンが多い気がする、少なくとも株の世界では、」



===日経
米の追加緩和規模、注視 円、一時80円37銭 最高値目前

 29日のニューヨーク外国為替市場で一時、円相場が1ドル=80円37銭まで上昇し、1995年4月につけた史上最高値(79円75銭)まで60銭あまりに迫った。米国の追加金融緩和への期待が強まり、米長期金利の低下を見越したドル売り・円買いが加速した。11月2~3日の米連邦公開市場委員会(FOMC)を目前に控え、市場関係者の緊張感が高まりつつある。






 米商務省が29日発表した7~9月期の実質経済成長率は前期比年率2.0%で、2%台後半といわれる潜在成長率を下回った。ほかの指標の悪化もあって、米連邦準備理事会(FRB)の追加緩和への期待が拡大。米長期金利が低下し、ドル売りの材料となった。

 FRBは今週のFOMCで、追加緩和を決める公算が大きい。26日には米紙が「緩和の規模は数千億ドル」と報じ、予想より小さいとの見方からドルの買い戻しが進んだ。だが28日には「FRBは国債買い取りの予想額を調査している」との報道が市場の期待をあおり、再びドル売りが広がった。29日のドル売りもその延長線上にある。

 東京市場では日本の輸出企業のドル売りも、円相場の押し上げ要因になった。急速な円高で必要な円資金の調達が遅れていた輸出企業が、10月の最終週になって円買いに走ったという。

 週明けの円相場には不透明感が漂う。FOMCまでは円高圧力がかかりやすいが、その後の見通しは分かれる。追加緩和の規模次第で、市場の反応が違ってくるからだ。

 「今後半年間で5000億ドル程度の規模なら、ひとまずドル売りが終息する」。クレディ・アグリコル銀行の斎藤裕司氏は円安方向に転じやすいとみる。一方で「打ち止め感が出ないよう小出しにする可能性もある」(三菱UFJモルガン・スタンレー証券の塩入稔氏)。次の緩和への期待が残り、ドル安圧力が消えないとの声も出ている。

 日銀は次回の金融政策決定会合を11月4~5日に繰り上げた。FOMC後に円高が加速するようなら、もう一段の緩和で対抗することも予想されるだけに、市場関係者もその動向を注視する。

 投機筋の動向を示す米シカゴ通貨先物市場の「非商業部門」をみると、ドルに対する円の買越額は3週連続で減っており、投機的な円買いが鈍ってきたともいえる。11月に入れば国内輸出企業のドル売りも弱まりそうで、円安への転換点が近いとの見方も出ている。