今までは日本でそこそこの市場規模があったためそれでよかったが、これからは海外にグロースを求めないとダメだということなんだろう。もっともな話だ。

社内を外資系のように英語で共通化したり、年功序列など日本企業独特なやり方を変えたり、ワールドワイドでは通じやすい社内のオペレーションを整備する必要がある気がする。


そういう意味で、リーマンを買った野村證券とか、社内を英語化し始めている楽天なんかは対応が進んでいると感じる。

===日経
三井住友海上、マレーシアで生保事業 金融大手に250億円出資
2010/6/18 2:00

 三井住友海上火災保険はマレーシアの大手金融グループ、ホンレオンと資本提携することで基本合意した。18日に発表する。同グループの保険会社に約250億円を出資し、マレーシアの生保市場に参入する。損保事業は三井住友海上の現地法人に集約し、業界2位のシェアを確保する。損害保険ジャパンも15日にトルコの損保買収を決めており、大手損保の新興国進出が加速してきた。

 ホンレオンは傘下に生保と損保を手掛ける保険会社や銀行を持つほか、製造業や不動産業などもかかえるマレーシアの有力財閥。生保は保険料収入で業界6位、損保は17位の規模となる。

 三井住友海上はホンレオンの保険会社に出資し、30%の株式を取得する。役職員を派遣し、商品開発や販売のノウハウを提供し、生保事業の拡大を目指す。250億円の投資額は、同社の海外進出としては、2004年の英保険大手アビバのアジア損保事業買収(650億円)、05年の台湾の損保買収(290億円)に次ぐ規模だ。

 ホンレオンの損保事業は三井住友海上の現地法人MSIGマレーシア社に集約する。ホンレオンの損保事業を引き継ぐことで業界4位から2位の規模に拡大する。今後はホンレオン傘下の銀行を通じた保険販売も始め、生損保事業の拡大を目指す。

 マレーシアの保険市場は生損保合計で約8000億円(09年度、保険料収入ベース)。規模は日本と比べて小さいが前年度比で7%伸びるなど、高い成長を続けている。独アリアンツや米アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)など欧米の大手保険会社も進出している。

 国内では、経営統合をへて損保業界は4月から3メガ損保グループ体制となった。各グループとも海外展開による成長戦略を描いており、その動きが加速している。4月以降だけでも、東京海上ホールディングスによるサウジアラビアでの合弁保険会社設立、MS&ADグループの三井住友海上による中国生保への出資、NKSJグループの損保ジャパンによるトルコの損保買収がそれぞれ発表された。

 各社の最近の海外進出の共通点は新興国が舞台ということ。国内の損保市場は新車販売の低迷などで頭打ちとなっており、高い成長性が見込める市場への進出を急いでいるからだ。今後は損保各社がアジアなどで有望な保険会社を奪い合う局面も出てきそうだ。