❇️やっと生で聴けたアルゲリッチ【楽友協会黄金の間】
こんばんは!
オーストリア🇦🇹リンツ在住のciaciaです。
一昨日の日曜日、
ウィーンの楽友協会に行ってきました!
目的は、世界的ピアニスト、
いや生存する世界一有名なピアニスト(私的に)
と言っても過言ではない、
アルゲリッチのコンサート。
楽友協会の大ホール、黄金の間。
今回はソロではなくて、ピアノトリオ!
チェロはマイスキー、
バイオリンはヤンセンと、
これまた世界的有名なソリストたち。
私がアルゲリッチを知ったのは、
大学生のとき。
彼女の弾くラベルのピアノ協奏曲をCDで買いました。
とくにこの2楽章。
CDを買ってから、
おそらく私の今までの人生でトップ3に入るくらい、
リピートして聴いているであろう曲。
(今はもちろん、サブスクで聴いてます😆)
好きな曲は1日中リピートしても飽きないので、
トータル何千回って聴いたかな・・・☺️
そのアルゲリッチを、
今まで生で聴く機会がありませんでした。
正直、トリオで大ホールってどうなの?
ちゃんと後ろの方まで聴こえるのかな?
なんて思っていましたが・・・
杞憂にすぎませんでした!
私はバルコンの真ん中でしたが、
びっくりするくらいよく聴こえてきて!
しかも、こちらから耳で音を拾いにいかなくても、
向こうから音が飛んでくる飛んでくる!
演奏が始まった瞬間から、
彼女の奏でるピアノの音に
耳が吸い込まれるようでした。
ピアニッシモからフォルテまで。
他の楽器のソロの伴奏をしているときの
オブリガートからバスの音まで、
必要な音だけが必要な音量で聴こえてきて、
音がいくら厚くても、
すべてが明瞭で透明感あって。
音同士の繋がりもまろやかで、
極上のベールのよう・・・。
1曲目はハイドンだったのですが、
音楽の作り方も素晴らしくて、
最初のワンフレーズを聴いただけで
心を鷲掴みされました。
「聴きにきてよかった・・・」
と涙が出そうに。
休憩後のメンデルスゾーンのピアノトリオは、
ピアノが忙しいことで有名ですが、
3楽章も4楽章もすんごいテンポで(笑)、
でも指が回る回る!
(↑これは参考動画です。実際はバイオリンとチェロが違う人です)
これで御年82歳?!
めちゃめちゃ現役でびっくり!
巨匠もある程度年齢を過ぎると、
テクニックが衰えたり、耳も悪くなって
「この人もピークが過ぎたか…」
と思うけれど、
アルゲリッチに至っては
全くそんなことはありませんでした。
ソロやオケとの共演はまだしも、
室内楽で、楽友協会の大ホールを満席にできるのって
アルゲリッチくらいなのでは?
この人はほんとに長生きしてほしい!
長生きして、1日でも長く弾いていてほしい!
と心から思いました。
これからも、
彼女の演奏会があれば足を運びたいです。
そうそう、
今日は母の命日だったのですが、
よくコンサートに行くと
「命の洗濯できた」
と言ってました☺️
アルゲリッチのコンサートは
ほんとそんな感じ!
エネルギーをもらえたので、
12月、頑張って乗り切ります!
ではでは今日はこのへんで💕
おやすみなさ〜い!