❇️反田恭平さんを聴いてきました【ウィーン楽友協会】 | ciamemo〜オーストリア・リンツより〜

❇️反田恭平さんを聴いてきました【ウィーン楽友協会】

はこんにちは!

オーストリア・リンツ在住のciaciaです看板持ち

 

 

 

 

 

 

 

ちょっと前のことになりますが、

楽友協会に

反田恭平さんを聴きに行ってきました!

 

 

(どうでもいいですが、

そろそろ『楽友協会』の漢字変換ぐらい

覚えてほしい、私のスマホよ😂)

 

反田さんのことは一昨年の
ショパン国際ピアノコンクールで知り、
 
そのショパコン(略)も、
開催中に毎日予選の様子をネット中継していて、
私のSNS界隈がそれでざわついていたので(笑)、
なんだろうと興味を持って
見始めたのがきっかけ😆
 
 
 
最終的には、
ミーハーでもなんでも
飛びついてよかった!
 
 
 
 
コンクールなのに、一人一人の技量は
もはやソロリサイタルできるレベルで、
それまでのコンクールにありがちだった
 
「優勝しないと意味がない」
 
という価値観は全く崩れ、
 
この毎日ライブ中継で
それぞれの奏者の良さを伝え、
はたまた、
それぞれのファン層獲得に繋がったのだと思います。
 
 
 
 
 
 
 
反田さんは
前回のショパコンで2位を獲得。
 
 
このとき中継されていた
結果発表がまたシュールで😂
 
 
結果発表を待つ間に、
演奏者全員を集めて座談会開催!
 
しかも夜の10時過ぎているんですよ!
 
 
コンクールの出場者って、
一昔前はピリピリして
他人を蹴落としてまでも勝ち残る!
というイメージがあったけど、
時代は変わったのかな。
 
めちゃくちゃほんわかしたムードで、
コンクールの発表待ちしてるとは
思えない雰囲気😆
 
 
審査が難航していたのか、
結果発表までの場繋ぎ座談会はどんどん長引き、
次第に司会者も疲れてきて
グタグタな雰囲気に😂
 
 
結局、結果が出たの、
夜中の1時過ぎだったような😅
 
 
結果発表も
ロビーの踊り場みたいなところで、
口頭でちゃちゃっと終わってしまって、
(しかも途中から英語も挟まずポーランド語で)、
 
受賞者も驚いたり
喜びを噛み締めるというよりは、
 
「え?え?」
 
みたいな雰囲気だったな😂
 
 
 
 
 
 
 
 
それはさておき、
この間のコンサートのこと。
 
 
私は反田さんの
ショパコンファイナルの協奏曲も聴きましたが、
それをさらに上回る演奏でした!
 
 
 
技巧はさることながら、
彼の世界観に圧倒されて。
 
 
ショパコンの時には彼は
「指揮も勉強したい」と
仰っていましたが、
その影響もあるのか、
完全に指揮者目線での音楽作りに
思えました。
 
 
 
 
私が最も心を打たれたのは、
その世界観の多彩さ。
 
 
 
 
ここから先、
私の個人的感想ですが、
 
私は大学時代に
同じマンションに住んでいた
ピアノ科で同性愛者の男の子の演奏を
よく試験前に聞いていました。
 
 
その子の演奏がほんと美しくて繊細で、
私は毎回聞くたびに号泣していて。
 
 
その頃から、
自分が女でありながらも、
奏者としては、女性よりは男性、
特に同性愛者の男性には敵わないな、と
思っていたふしがありました。
 
 
よく男女ともに
男性性、女性性両方持っていると言いますが、
女性の持つ女性性よりも、
男性の持つそれの方が
はるかに繊細で儚くて色っぽくて。。。
 
 
音楽に限らず、
どの芸術世界でも
同性愛者で有能な人がいるのは
その理由もあるのかな、
と思っています。
 
 
 
でも反田さんのはその価値観を
覆しました。
 
音楽作りも音も
めちゃくちゃ男性!なのに、
 
彼の持つ女性性は、
彼の感性や経験によって
引き出された感じ。
 
経験からというよりは、
人間の本来持つ女性性を引き出し
巧みに操っていて、
それが故に、ピュアに響いてくる。
 
この世の「美しさ」「繊細さ」や「切なさ」
みたいなワードを超越してました。
 
 
 
 
これ以上は私の文章力の問題もあり😂
お伝えするのが難しいのですが、
 
とにかく彼、今
「無双の時期」だと思いました✨
 
聞けて良かった!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
こういう職業ピアニストの枠に留まらない人は、
どうなっていくかわからないから、
(良い意味で)
彼がピアニストとして飽きないうちに
また聞けたらいいな!
 
 
 
 
長くなっちゃいましたが、
今日はこの辺で。
 
 
 
 
 
 
 
ではではまた〜!