一歩前へ | ciamemo〜オーストリア・リンツより〜

一歩前へ

東関東大震災から早いもので10日も経ちました。

その間、2回ほどブログを書きかけたのですが・・・やはりもともと書くことが苦手なこともあり(と書くと信じてもらえないでしょうけど(汗)・・・特に自分の思考をまとめなければならなとき)、なかなか筆も進まず、地震後の日本の様子も、こちらで報道されていることも、自分の状態も毎日変わり・・・書いて消化するということができずに今日まで来てしまいました。


おそらく私を初め、震災の被害を直接受けてない方は、直後のあのショックとパニック状態から少しではありますが、一歩抜け出したような気がします。(もちろん余震や原発のことは今もなお緊迫した状態にはありますが)

最初の1週間は、日本人のお友達と会ってもいつものように話が弾まなかったり、涙することも多く・・・海外にいても皆、心ここにあらずという状態でした。PCにつきっきりだった人も多いはず。

地震や津波の災害のことよりも原発にスポットがあてられたオーストリアの報道で、また周りのオーストリア人の反応で、日本の報道が果たして真実なのか、はたまたこちらが大袈裟すぎるのか、両国の狭間で何を信じて良いのか迷った人もいるはず。パートナー(オーストリア人)に「日本の家族を早くオーストリアに引き寄せて!」と言われたという話も、どれだけ聞いたことか。


・・・・悲しい話に涙し、奇跡の救出に涙し、危険な中を頑張って働いて下さる方に涙し、被災者を助けたいという人々の想い・行動に涙し、オーストリアの報道で「日本人って凄い!」と書かれているだけで涙し・・・本当にこの10日でたくさんの涙が溢れました。



これらを通じて思ったこと。

今回の災害、またそこから立ち上がることは私達日本人全てのテーマ。

被災者の方の現在の状況、心情を察するとかける言葉も見つからないのが本当のところですが・・・直接の災害に逢っていない私達も、報道を通して、支援活動を通して、たくさんの人と意見を交わしたり、交渉したり、色々な人がいることを受け入れなければならなかったり、一方で他人と一緒の想いを共有することの素晴らしさを体験したり、人種を越えた人の愛に触れたり・・・毎日心が震える経験をさせてもらっています。

「日本のために何かやらなければ!」と突き動かされるように始めたことの数々。でもそれは結局自分の成長の為であることに気づいたり。

たったちっぽけな一人の人間でもこういう思いをするのだから、小さくてもたくさんの人の気づきや想いが交差したり積み重なったりして・・・例えばだけれど、いずれは原発に代わるエネルギーが開発されたり(←史子さん、勝手にリンクごめんなさい!)、いずれは自分達の将来のために、政治までも良くなって欲しい・・・決して大袈裟なことでなく、心から切望して止みません。


こんなにもたくさんの方々の死を、決して無駄にしてはならないと。




それには、被災者の方々に手を差し伸べたい私達こそ、心身共に健康でなくては、と思います。

日々の生活をより一層充実したものにすること。悲しみから立ち上がるエネルギーは笑顔から。

私達がまず一歩を踏み出さなければ。


と同時に、この救済・復興支援が一過性のもので終わるのでなく、この震災で親を亡くしてしまった子供たちが大きくなるまで・・・子供を持つ親としては、見続けていきたいと思っています。



ブログの記事もそんなわけで、いつものゆる記事に戻るかもしれませんが、決して他岸の火事と思っているわけではないことをご理解いただきたいと思います。心はいつも日本です。

皆さん、一緒に頑張りましょう!!!