エチカの鏡とお葬式 | ciamemo〜オーストリア・リンツより〜

エチカの鏡とお葬式

妹が「最近『エチカの鏡』を見ている」と言うので、私も時間があるときに見るようになりました。

いわゆる「ふ~ん」と言わせる(?)系の情報というか、子供の英才教育方なんたらとか従業員の教育方だとか、「死ぬ前に後悔する25のこと」など本の著作を扱ったりすることもあります。私にはなるほどと思ったりそうでもなかったり。んで最近見たのは「お葬式で失敗損しない25の法則」。

もちろん4年前に母の死を経験している私は、お葬式も昨日のことのように思い出せますしょぼん

でもテレビを見て思ったこと。


「こんな生半可なもんじゃーない!(笑)」


というか、テレビで扱われていたのは、大事な人が亡くなって葬儀が執り行われるまで、のいたってフツーの経緯だけだったんですね。

もちろん葬儀を経験していない人には「こんなにすることがあるんだ!」と驚かれると思いますが、私は18歳のときにも同居していた祖母の葬儀経験もあり、そして母のときは、こともあろうが喪主である父が本当に精神的に参ってしまって、子供達である私達が代わりに決定しなければいけないこともたくさんありました。

基本的に、何度も葬儀を経験していても、具体的な詳細や流れまですべて頭の中にインプットされている人って少ないと思います。でも、それは葬儀屋さんがすべて教えてくれるから大丈夫!!(笑)←ホントかぃ!

一番大事なことはですね・・・・・


やはり「お金の問題¥叫び


これは、経験したことだから分かること。別にそんなにたくさん項目があるわけではないので書いてみようと思います。
ってか、ウチの親戚、見てないよね!?(爆)


まずですね、テレビでも言っていましたが、お金がかかるんです、葬儀まで叫びイヤラシイですが、それが現実。マネーマネーマネー¥ですよ!!

そう、問題はどこから葬儀費用を捻出するかなんです。

で、銀行。普通、人が亡くなったという情報を受けると、銀行はその方の口座を凍結しますよね。遺産問題がありますから。ウチの場合、自営業で取引先のあった銀行と、母が個人的に持っていた口座の銀行が一緒だったんです。なので母の口座がすぐに凍結されました。

問題はここから。父は、家計のやりくりを母にすべて任せていたんです。でもこれってよくある話ですよね?でも、普通はどこの銀行でああだとか、こうだとか、詳細までいかなくても知っているもんだと思うんですが、父はまーーーーーーったく知らなかった!!通帳も印鑑もカードもどこにあるのかも。探しましたよ~。でも探しても探しても見つからない!それに今どきの銀行って、どんなに近い身内のことだって把握してなければ何も教えてくれないんです(夫婦でも兄弟でも事実上関係が破綻しているなんてあることですしね)。・・・結局色々な助けがあって、最後にお香典から返す、という形で決着しましたが、これには苦労しました。

だって夫婦共同名義の口座だとか(私達はオーストリアでそうしてます)、旦那さまのお給料が振り込まれる口座のカードを奥さんが持って使ってるとか、そういうのだってあるでしょ?そういうのも凍結されちゃうんじゃないの?自信ないけど・・・

「銀行に死亡したことをすぐに伝える」と言われても、もちろんそうしなければいけないのだけれど、伝えたら全くお金が使えなくなりますから。自分個人のお金で葬儀費用を立て替えられればいいけれど、それができない人は規則違反だと分かっていてもねぇ、先にお金をおろさなきゃ(爆)←オイオイ、いいのかなこんなこと書いて叫びまたは「葬儀にかかるくらいの費用は現金で持っておく」必要があると痛感しました。

でも私も父のことを言えないかも。すべて旦那さまに任せっきりで1円たりともどうなってるのか知らない!いずれはは聞いてみようと思います。

それからお香典の管理。葬儀屋さんは段取りやしなければいけないことは教えて下さいますが、「誰が」については自分達で決めなければいけません。葬儀の日は出棺の挨拶やら何やらで、近い身内はてんてこまい。出棺の際には真っ先に一緒に行かなければいけないので、自宅の鍵は閉めたか(誰が閉めてくれるのか)、お香典は誰が責任もって管理してくれるのかは、忙しい中でも一番気をつけなければいけません。香典ドロボーって話、よく聞きますけど、あのバタバタを考えると分からないでもない状況。ただでさえ悲しいのだから、これ以上ドロボーに遭ってだなんて何がどうしても避けたいワ!

それから最後、「葬儀のランク」(笑)。

お坊さんが何人だとか、戒名が何文字だとか。見ているだけで目がクラクラするような金額が飛んで行きます。

親戚の伯父さんは「うちのお寺さんは戒名7文字で300万だったけれど、あんたんとこのお寺さんは良心的だね~!!」と驚いてましたが、私は決意しましたよ!万が一のことがあって日本でお葬式するようなことがあっても「戒名はいらん!」(爆)と。ま、あの世でお互い戒名で呼び合っている人はいないらしいですがね。

先に亡くなった身内のときの規模と比べたり、その人が亡くなった歳にもよるだろうし、お寺さんとのおつきあいなんかもあるだろうし(なかなか「戒名いりません!」とは言えないよね(笑))、判断するのは難しいところですが、

「葬儀の格は、やはり生前にそれぞれ決めて行ってほしい!」

というのが今思うところ。

何も私は葬儀に費用をかけるのがバカバカしいと言ってるんじゃないんです(いや、言ってるようなもんだけど(爆))。

立派な戒名が欲しいと思っている人には価値があるだろうし、人がたっくさん慕ってきて下さる方にはそれなりの規模は必要。男性なんかはプライドもあるでしょうしね。でも他人が決めるよりは本人が決めてほしい。その方がやりやすいですから。


ま、でも結論としては「エチカの鏡」と似たようなことです。

「自分のしたい葬儀を生前に決めておくこと」
ついでに遺産のことも決めておいてくれ!←ホンネ(笑)

私も母のことがあるまでは、生前にそんなこと語るなんて縁起でもないと思ってました。

でも、すべての人が寿命まで生きるわけではない。「まさかうちに限って」ということも起こるわけですから・・・私も遺書というか、ちゃんと自分にしか分からないことを万が一の為に書いて残したのは決して母のトラウマでもなく(ちょっとはあるけど(笑))、でも残された人がてんてこまいにならないように必要不可欠だと強く感じたからです。


でもね、母の一番の想いは叶えられなかった。

祖母が亡くなった時、おつきあいのある葬儀屋さんが仕切ってくれたのですが、その中のYさんというおじさん、お通夜の際、

「え~ご通行中のみなさま~、大変ご迷惑をおかけしております~パー


と拡声器で交通整理をやって下さるんですね。ウチの実家、小さい商店街にあるんですが時間帯によっては駅に向かう人などで混む通りなので。

その延々と続く声を聞いて

「なんかスーパーの大売り出しみたい。湿っぽい雰囲気がまるでないワ!(笑)私のときは、あの人だけは勘弁してほしいわ~」

と言っていた母。

やっぱりYさん担当になってしまいました(爆)

え~列の最後の方は乱れないように~、え~ご通行中のみなさま~」


と相変わらず母のときも開店セールのような声を聞いて笑えたのが唯一の救い。←オイオイ

父も泣き笑いしながら

「ホント、自分のときは、Yさんの担当になるのだけは避けたい!」

と言っていたけれど、無理だと思うよ、多分。だってそこの葬儀屋さん、従業員ほぼYさんしかいないようなもんだもん(爆)


・・・ホント、いつもダラダラ長くてすいません(^^;。携帯でご覧なって下さる方、ご愁傷様です(爆)

ま、そういうわけで(?)少しでも参考になれば幸いです(笑)という記事でした~ガーン