ぽぽちゃんのドイツ語 | ciamemo〜オーストリア・リンツより〜

ぽぽちゃんのドイツ語


今でも思い出す、ぽぽちゃんが幼稚園に通い出す直前のある会話。

「ぽぽちゃんねぇ~、どいつご、はなせるよ!」

「ほんと~~!?喋ってみて!!」


「ハウエル、ハウエル、ハウエル、ハウアウ!!!(以下続く)」←超得意気(笑)


パパ「・・・・」←唖然


実はぽぽちゃん、パパがオーストリア人なのにもかかわらず、自分から積極的にドイツ語を話すことはなかった。旦那さまは「ぽぽちゃんと一緒に日本語を覚えたい!」と言って、家庭の中で使う言語が日本語寄りだったということもあるが(でもおかげで彼は本当にたくさんの日本語を覚えてくれました☆)、ぽぽちゃんの思考が思いっきり日本語寄りだったのである。

日本語だったら1、2回言えば覚える単語も、ドイツ語だと何回言っても忘れちゃう。たとえ知っている言葉も自分から言うことがない。「ハロー」「ダンケ」だって何回教えても、私が「ほら、お礼は?(オーストリア人の人に対して)」と言うと

「ありがとぉ~(^^)」

・・・オイオイ、それくらいはドイツ語で喋ってくれよ!(^^;って感じ。


幼稚園に入る前に、私が知っているだけで彼女が確実にマスターしていたドイツ語は、1から10までの数字と色(基本色)、車や本、お花と言った基本単語のみ。しかも2単語は続けて言えない(「赤い車」など)。

う~ん、ドイツ語レベルでは何歳児だったのだろうか(笑)

だから、ぽぽちゃんが「どいつごしゃべれるよ~」と言ったとき、知っている単語でも繋げて言ってくれるもんだと思っていた私達が甘かったのだ。「ハウエル」って言葉の響きもどこがドイツ語?って感じで、旦那さまはガックリガーン

「早く幼稚園に行ってドイツ語喋れるようになってくれないかな~」

と漏らしたのだった。

って、パパであるあーたがそんなに他人任せでいいの?って話だけどガーン



そんなぽぽちゃんが、幼稚園に通い出して早3ヶ月。さて彼女のドイツ語はどうなったでしょう?


2週目。「ようちえんで うたをうたったよ~!」と言って披露してくれた。

「シャウフェル、シャウフェル、シャウフェル~~♪」

「ハウエル」から「シャウフェル」に!意味は全くわからんが、明らかにドイツ語っぽい響きです!←こんなに喜んでいいのか



3週目。1人で幼稚園で覚えた歌を口ずさんでいました。

「・・アウト・・ヴィア シュタイゲン アイン~♪ ・・・・」

ぉおおおお、「車に乗る」ってことを言ってます!・・・の部分は適当に「フンフン」と歌っているのですが、明らかに正しい(笑)ドイツ語も混ざってくるようになってきました。



それ以降、お天気も良くなってきたからか、「今日何やった?」と聞いても「おさんぽ」「おすなば」「ぶらんこ」という答えが圧倒的に多くなり、ドイツ語で何を覚えたとかそういう話は出なくなりました。私も観察していうわけではないので、彼女がどんな園生活を送っているのか見えてこない部分もあり・・・。

でも先生と話すと

「確実にこちらの言うことを分かってきているし、知っている単語はどんどん言うようになってきたわよ!」とのこと。

私が気づいた変化は、じぃじやばぁばに会ったときに、今までは恥ずかしがって知っているわずかな単語すら言わなかったのに、積極的に話そうとしだしたことです。


そして3ヶ月が経ち、先週からいきなり2、3単語続いた文も話すように。毎日毎日新しい単語が出てくるのでおおっ!って感じ。喋る方の回路が繋がり始めたんでしょうか。


そして昨日、ついにぽぽちゃん、初めてのドイツ語での寝言!

「ナイン!ナイン!!・・・ナイン!」(やだやだやだ!の意)

寝言としてはお約束ですね(笑)


そして今日、ママに対して初めて、ドイツ語で言っちゃいました。

「Wart mal!」(ちょっと待ってよ!)←ってか命令形ってこう書くんでしょうか(汗)??忘れてしまった(爆)恥ずかしいので間違っていたら教えて下さ~い!



ママ、固まる(爆)

こんなに早く子供にドイツ語で言われる日が来ようとは(^^;


最近は子供と日本語でしか喋らないママさんも多いですが、聞くところによると、ドイツ語で喋りかけられても絶対答えちゃいかんそーです。

そうなると、子供は「ドイツ語で言ってもいいんだ」と思って、日本語を喋らなくなってくるそう。そりゃ、たくさん喋っている言語の方が楽だもんね。

ドイツ語がある程度理解できるママさんは、ここが辛いところ。私も聞かぬフリをしました(笑)ぽぽちゃんはすぐに日本語で「待って!」と言い直しましたが。


いや~子供ってホント凄い。私もドイツ語を習っているときに、耳がドイツ語にシフトしていって、2回くらい、あるとき「あれっ、みんなの言っていることが分かる!」という時期を経験しましたが(今はその逆にシフトして行っています(爆))、ぽぽちゃんの場合、それがボワッ、ボワッって花が咲くみたいにしょっちゅう起きているのを、身近にいながら感じています。私も頑張らなくっちゃ~~(^^;


自分が亡き母のことを思い出すとき、どこかを旅行したこととか素敵なイベントとか、そういうことではなく、ただ単にさもないこと、つまらないことを喋って聞いてもらってワハハハ!とお互い笑いあったことが一番楽しかった。だから、ぽぽちゃんともそんな風になれたらっていう思いはあるのだけれど・・・、ウィーン(日本語を話すこどもの会)に行って色々な子供達を見ると、年齢があがるにつれて日本語力を維持したり向上させたりするのが大変になるのを痛感します。それでもみんな、学校の合間に日本語の宿題をしたり、頑張ってお勉強していてホント偉いのだけど。

どこまで理想を持っていいのか、本当にこれでいいのかなとか、悩む時もたくさんあるけれど、これからも日本語を好きでいてくれたらいいな~と思わずにはいられません。とりあえず、小学校に入るまではできる限り本を読んであげようと思います♪