予想外の診察 | ciamemo〜オーストリア・リンツより〜

予想外の診察

今日は先週から病院で受けている鍼(ハリ)の日。こんなリンツの普通の病院で、東洋医学が取り入れられているのは何とも珍しい。なんでも、この鍼によって骨盤が開きやすくなり、お産が平均して2時間ほど早まるのだそうだ。ホントかどうかはさておき、お産が少しでも早まるのなら・・と藁にでもすがる思いで受けている私の気持ちは分かってもらえると思う。

鍼の先生(女性)に最近の調子を聞かれて、「そういえば昨日から胎動が確実に減った気がします」と答えた私。答えながら内心、昨日は「痔」騒動のせいで、赤ちゃんのことが頭からふっとんでしまったのかも・・・と思うのだが言ってしまったものは仕方がない。

すると先生、「じゃ、後で念のために赤ちゃんの心音をちょっと診てみましょうか」と言ってくれる。そんなに心配するようなことではないと思いながらも、病院に行ったついでに診てもらえるのだしラッキーと思い、承諾。

今日の鍼は先週に比べてヒット率が高く(やはりオーストリア人だからか、日本人のように「ツボ」に対する阿吽の呼吸がどうもイマイチなのだ)まぁまぁ満足。そしてノンストレステストという、お腹にベルトを巻いて、赤ちゃんの心音を確認するテストをすること30分。

どうやらそのテストの結果は普通だそうで、とりあえずホッ。あとは帰るだけかな・・・と思っていると、その鍼の先生が「念の為に内診もするから、こちらの部屋へ来て下さいね」とおっしゃる。そこで私、なんとその鍼の先生が、助産婦さんでも看護婦さんでもなく、ドクターだと初めて知るのだ(だって彼女、とっても若く見えるんです!)

そして、こともあろうか、その内診中に私の担当のドクターGが部屋にやってきた。私の担当のドクターGは、産婦人科の長、つまり一番偉い人。「あなたがここに入ってくるのを見かけたので来ました。一体どうしたの?」と私に話しかけるドクターG。それを見てアタフタする鍼の先生。「すいません!私、彼女が先生の担当患者だと知らなかったので・・・!」

「いやいや、いいんですよ」と言いながらも、目つきが鋭いドクターG。私も両方に挟まれてオロオロ。

彼女に代わり一通り内診したドクターGは、「問題なし。先週から言ってるけど、あなたも赤ちゃんも1A(←成績らしい、いいらしい)ですよ。胎動が少ない日もあるんです。そんなに大げさに心配しなくてもいいんだから、もう

いや、だから、私もスモールトーク(たわいのない会話)のつもりで言ったんだけど(ハイ、病院でスモールトークは通用しません(爆))

ついでだと思い、痔の処方せんも出してもらった。いや~しかし、びっくりしたなぁ。鍼の先生は後でしきりに恐縮して謝って来た。

「本当にごめんなさい。私が悪かったの。出しゃばったことして」

その一部始終を旦那に報告すると「いいよ、そんなことはさぁ。それよりも、その診察分の請求書が来たら、ただじゃすまないからね」

・・・ごもっともで。

1回の診察料、約1万円ナリ。(保険ではたった5回分しかでない(爆))