うちの相方の長ーい親友の息子がこの度マイホームを買う事になった。


父である相方の親友は息子のマイホームとなる家の写真を送ってきた。価格は1億円以上。

この息子は、3人姉弟で身体を動かすのが好きらしくジムのインストラクターやら空手の指導をして生計を立てているらしい。親友づてに彼の娘や息子達の近況を聞くことはあっても、彼らの子供達と直接話しをすることはない。その真ん中の子供が1億円以上の物件を購入出来るだけの財をなしたことは初耳だったので驚いていた。


“ジムのインストラクターって言っても上客の顧客が付いて評判が上がるとプライベートなインストラクターだとかなりの収入になるんじゃないのかなぁ?その上客のネットワークでさらに別の顧客も紹介されるだろうし”と私が言うとそうかもしれないなぁ..と相方。


ただこの高額の物件を購入するにあたっては条件があり、それは彼が所有している不動産の一つを売りに出さないと今持っている資金だけでは無理があると言う。そこで相方の親友が、相方に、この息子が所有している物件を自分と相方と二人で半分ずつ権利を購入したらどうか?と言うものだった。賃貸にすると収入が入ってくるから…と言うが、こんな相談、一体どこまで本気なのかどうかわからない親友。父親として息子を援助したい気持ちはわからないでもないが、私達はアメリカ、売り物件はカナダ。勿論親友はカナダ。


相方も、”本気で言ってるんだろうか?”と驚きを隠せなかった。私がこの話を聞かされた時、速攻で”ダメ”だと言った。共同購入や共同出資で揉めた例はゴマンとある。家族に限らず友人を失うことはおろか歪み合ったり裁判沙汰にもなりえる。さらに相方の親友には子供が3人いてそれぞれ独立した家庭を持ち彼らの子供もいる。そんな中、将来この件で私達と揉めることになる可能性は高い。


出資と言えば綺麗に聞こえるが、お金が絡むと全てが狂い始める。ホント、金は魔物。