以前、何でもこなしてしまうマルチタレントのブルガリア人がご主人のカップルに、この週末招待された。私達の他にも知人のカップルと合計6人。


今回も彼のマルチタレントぶりを発揮した素晴らしい料理のオンパレード。


今回はリビングルームを改装されたらしく、そのお披露目で御影石のこんな重いテーブル置いて床、大丈夫なんか?という長ーいテーブル。いや、まるでどこぞのレストランですがな…さすが元舞台セットの演出家、テーブルセッティングも素晴らしい。



彼が作った料理の数々。

アーティチョークをローストしたものにブラータチーズをのせ、ローズマリーも一緒に。

お手製のフォッカチャ(チェリートマト入り:左上)、ラディキオをベーコンで巻いてローストしたもの(左下)-これ、絶品!ラディキオは普通、私はサラダに使うんだけど、ローストは初めてで、ベーコンのせいかほのかな苦味もなく、ベーコンとの食感もよくあっていた。その横はアーティチョーク、よく見たらオリーブも一緒にローストされていた。


これで充分、終わり…と思っていたら…ここには写ってないけど見事な肉料理、付け合わせのにんじん、じゃがいものロースト。そしてセロリルーツのサラダ。



飲み、食べ、話し、笑い、4時間はあっという間に過ぎる。ワインは全て、彼のお手製。いや、ワインだけでなく食後のリキュールも!


食後のリキュール。サワーチェリー、スイートワイン、薬草酒…レストランで出してもそのまま大丈夫。デザートも食べ、食後酒の数々。

さらには、ビターも10数種類、これも自家製。


いや、ビターって…一時期かなりブームになり、相方も2種類くらい買っていたけど、これを何種類も作ってしまってる。ビターは、やはり苦いらしい(アルコールをほとんど飲まない私にはわからない)が、これをハチミツと一緒に絡ませて食べたら”最高のデザート”と言う彼の言葉に、味を仮想再現試みるも、闇の中😅。


彼が”作った”キッチン”にはありとあらゆるハーブやら調味料がならぶ。まるで、理科の実験室。



使われた食器は、奥さんのコレクションで年代もの。コツコツとノミの市で収集したものや、彼女の祖母や母から譲り受けたものもあると聞く。


8言語を操り、ワイン、蒸留酒、リキュール作り、家の改装、デザイン、屋外プール、家庭菜園、ジャーキー、プロシュート、ベーコン作り、料理、さらに不動産オーナー(ブルガリアとカリフォルニア)そして読書家。こう言う人に限って何もひけらかしたりしない。


だけど、私はいつも思う、

一体、あなたは何する人?

って。