うちの相方の友人、”車、盗られたーっ”て。


なんでも自宅前、しかも敷地内に停めていたのに朝みたら跡形もなく失踪…(いや、車が勝手に失踪するわけではないのですが)


ガラスを割った形跡もなく忽然と姿を消した。


どうやら車の鍵から漏れる微弱な電波を補強/拡張し、車がスマートキーだと錯覚して自動的に車のロックを解除してしまうのを利用した方法で盗難されたらしい。


彼の住んでいる場所は住宅街とは言うものの歩いていける距離にスーパーや小洒落たレストランがある。そのため、繁華街から一本奥に入った通りで住宅街とはいえ、色々な人が出入りする。


プロは、必ず狙いを付けるとしばらく観察をする。以前向いの家に空き巣が入った時も警官は同じ事を言っていた。また、ある人は外に置いてある大きなゴミ箱に、妙な数字とアルファベットが書かれていてイタズラだと思い、何気に友達に話したら”すぐにそれを消して!”と言われた。よくよく聞いたら、それは”一人暮らしの女性”と言うマークらしい。


怖っ!😱


彼は、車だけでなく以前、家の樋も盗まれた。家の樋?そう、雨が降った時に雨水がキチンとした場所に流れるように屋根に取り付けてある樋。夜中にギーギーと音がすると思ったら、数人が樋を切っていたと言う。樋は銅製。銅が高値で売れると分かると銅製のもの手当たり次第盗む。果ては公園にあるプロンズ像も盗っていく。


さすがにここまでくると呆れるやら、またここまでする行為が信じがたいやら。


だけどここはアメリカ、自分の常識では考えられないことが起こる。


おそらく彼の車は戻ってこないし、戻って来たとしても他人が履いた下着を着けるようなもの。盗難届けをだして保険会社に賠償金請求をしているらしい。


我家も今まで幸運なことに何も起こらなかったが、早急に鍵からでる微弱な電波を完全に遮断するものを買い、車の登録書類、保険書類は全てデジタルにして個人情報がわかるものは何も置かないようにした。


テクノロジー、便利なんだか不便なんだかわからない。