その日は、私が1人だけ家にいた。
当時は、携帯はまだまだ普及されていなかったし、あったとしてもネットワークの関係でプチっと途中で切れることもあって、固定電話をまだ使っていた。
掛かってきた電話に出ると、何かのセールス。”またかぁ”と思いつつ、簡単に受け答えをしていたら、”お母さんが誰かいますか?”と訊かれた。
は、はい?
ハハァーン、こりゃ私を子供だと思っているんだぁ。しかし、この声のどこが子供よ?と思いつつもせっかく間違えているのに、その間違いを正すのは忍びないと思い、子供のフリをした。(役者やのぅー😅)
お母さん、いる?
ええと、うちの母親は日本だから、この回答は、いいえ、だな。
そうですか、じゃお父さんは?
あっ、これもここにはいないかな、いいえ、だわな。
ウーン、いつお帰りですか?
えっ?こう言う高難度の質問がきたかぁ、、いつっていわれても、、わからん!
そうですか、、また電話します。
いや、いらんって。
こう言う電話遊びは、楽しい。ははは。