日曜日の夜、夕食、どこで食べる?と言いながらキノコ狩りで歩き疲れて、昼寝から覚めた相方に訊いてみた。パンデミックでバタバタとレストランが閉まってしまったり、あったとしても味は、、ウーン、、。滞在したホテルから車で20分走ったところに、なんと日本食レストランが最近できたとデンマーク人夫妻が教えてくれた。





その場所は何度か行ったことがあって、今の季節なら蟹漁が解禁になったので蟹船が港につき、直接漁師から蟹が買えると聞いたことがあり連日ひたすら、カニ🦀蟹と思い行ったけど空振りに終わったことがある。



港町というよりは、少しばかり鄙びた100m程度の長さで地元の店が並んでいるだけ。どう見ても活気があるようにも思えない場所でバーガーではなく、日本食レストランを始めたと聞いた。レストランの経営者やスタッフは全てアメリカ人。料理はユタ州で何年か日本食レストランでトレーニングを受けた夫妻が担当している。


まっ、とりあえずいってみた。

メニューをみたら、日本酒はかなりの種類を揃えているが、肝心の料理は、ハンドロールが3種類にラーメンが3種類。前菜はほかにないの?と訊くと日曜日はラーメンナイトなのでメニューにあるだけだと言われた。

飲み物を聞かれたので、私は、緑茶、蕎麦茶、ほうじ茶の中からほうじ茶を選んだ。慎重に大匙2杯を耐熱ガラスポットに入れ、保温ポットからお湯を注いでさらにそれを携帯型の小さな電磁ストーブで温め、きっかり温める時間を測って出してくれたのだけど、これで美味しいお茶になるのかどうか私にはわからなかった。


前菜もないから、お漬物をえらぶ。一応自家製のお漬物なんだけど、ニンジンは酒粕でつけたらしく、初めて食べた味だった。大根は酢漬け。


ラーメンナイトだといわれたからラーメンしかない。私は、キノコラーメン、相方は、塩ラーメンを頼んだ。


私のキノコラーメン。茶色のがキノコ。卵は、半熟ではあったけど先茹でしていたらしく、中はひんやり。


相方と私がスープを飲んでの第一声は、”生姜の味がするんだけど?”だった。多分、スープをとるのに色々入れたのかもしれない。その中で生姜が多すぎた?麺は、きちんとした生麺だった。


ほんと我ながらイヤになるんだけど、まるで小姑のように色々確認してしまう。多分、お給仕をしてくれた女性も、もしかして…日本人?と思っていたかもしれない。


言っちゃぁなんだけど、日本食を殆ど口にしたことがない人達には、珍しさも手伝って流行るかもしれない。現に、隣に座っていた地元の人は、66ドルする梅酒のボトル(720ml)をオーダーし、前菜のハンドロールをじゃんじゃんオーダーしていた。


ウーン、、ラーメンを食べ終えてさっさと店をあとにしたけど、なんだか日本人としては複雑な思いだった。