いやー、なんたって凄い人。


ワインセラーは作るわ、庭に温水プールはつくるわ、バスルームは自分でリフォームするわ、ワインやサラミ、プロシュート、オリーブは毎年、料理の腕前はプロ級、おまけに大理石も自分でカットしてまるでイタリアのどこぞの教会なような床、さらには、自家製のトマトやハーブ、さらにはプチ果樹園まで。まさにマルチタレントはこの人に当てはまる言葉!


相方の友人の隣に住んでいる人で、元々同じ会社で働いていたのだけど、階が違ったためほとんど会話もなかったらしい。それが、この友人を介して話をするようになり、この度、2度目のお招きに預かった。


何も持って来なくていい、とは言われものの胃袋だけ持ってきたなんでいう不作法はできないと思い、ちょっとばかし年代もののワイン、バスクチーズケーキ、クッキーを持参した。


着いたらもう始まっていて、私達を入れて合計6人の気の置けないグループ。私が一番の年少。


ひゃー、凄っ!


1番奥から、サバとピクルストマトのブルシュケッタ、ご自分で捌いてフィレにし砂糖と塩でしめて、オリーブオイルとレモンで味付けたサバ、イカにひよこ豆とチキンを詰めたもの、ひよこ豆のサラダ、フェネルの焼いたもの、これまた、自分で漬けたオリーブ、写ってないけどムール貝のパルメザンチーズ焼き(これ、私は永遠に食べられると思うほど危険なものだった)。さらにドリンクは、キャロティー二というキャロットジュースがベースのマティーニが振る舞われた。


ただ、これがほんの前菜だとわかったのは、しばらくしてから。


さぁ、ランチにしよう!といわれて、えー?ラ、ランチですかい?と思ったのは私達だけではなかった。


ランチに続く、、