私の住んでいる場所から車で約1時間くらい走ったところには3年前に全米でも犯罪率No.1といわれた地域があります。その町を縦断している大通りがあるのですが、ずいぶん前に相方がどうしてもそこにある店でしかうられていない商品(車関係のものだったと思います)を買いに行くというので別件で外出したときに行ったことがあります。

もちろん昼間でしたが、なんというか人間の本能で”まずいぞ~、ここは・・”という空気を体で感じるほどでした。私は、もう早く帰りたくて相方の買い物を急がせて終わり次第早急に帰路についたのを覚えています。

さて、昨年に我家が水浸しになったときにその助っ人としてガテマラからきた若い男の子を短期で雇っていたことがあります。とっても性格のいい男の子でしたが、ある日、彼の兄が撃たれたというのです。

よく聞くとその問題の大通りで午後9時ごろ彼の兄が信号待ちをしていたら、いきなり数人がやって来て、”その車をくれ”というのだそうです。”いやだ”というといきなり撃たれた・・と。幸い左腕だったらしく、命には別状はないものの、私は彼の兄とも面識があり、彼と一緒に仕事を手伝ってくれたことがあります。

どこに住んでいるの?と訊くと、なんとその大通りの近くのアパートに父親、兄、彼の3人で住んでいるということで、兄はちょうど中古車とはいえ、こぎれいな車を買ったところだったそうです。

人のものをくれといって、断られたから撃つ・・なんともまぁ、単純すぎる理由で平気で人を傷つけてそれが悪いとも思っていない。常識を超えています。


特にこういう地域では、昼夜にかかわらず、車で信号待ちをするときは必ず施錠をして窓を閉めて始終あたりに気をくばっておかないと、大変なことに巻き込まれる可能性があります。

ずいぶん前、まだ運転免許を取るための練習をしていたときにフリーウェイに乗らされた怖さのトラウマから長い間フリーウェイを運転することができませんでした。

しっかり地図をみてただただローカルの道を走ってばかりいました。ある日、その方法で目的地まで着いたのはいいのですが、帰りはどうしたことか迷ってしまい、その大通り近くまで来てしまったことがあります。場所は正確には把握できなくても町並みや歩いている人達の様でなんとなくわかります。”ま、まずぅ~、まずいよ、これは・・”というわけです。冬でとっぷりと日は暮れこのままこの危険な大通りを走って家に戻るかそれともフリーウェイを取るかの選択になりました。

”まだ事故で死ぬ確率のほうが低い!”という究極(おおげさ・・)の選択をして、勇気を出してフリーウェイを走って帰ってきました。

まぁ、それをきっかけに、皮肉なことにフリーウェイを走ることができるようになったのはよかったのですが、いまでも正しい選択をしたと思っています。