
最近ではこの生わさびだけをチューブにいれて売られているようで家の近所のスーパーでも手に入ります。ただ、量がかなりあるので早く使いきらないと風味が落ちる。かといって毎日たくさん食べるようなものでもない・・いつも冷凍庫のガラスの向こうで”どう?買ってかない?”と手招きしている(していないっつーに・・)チューブを恨めしく見ながら横を素通りする私です。
行きつけのお寿司屋さんでこの生わさびがはいっているときは、言うとこっそりと出してもらえることもあります。やっぱり生わさびはおいしい!口に入れた瞬間、甘みと香りが広がり、次につ~んとくるものの後に引かない辛さと刺激。ああ~、日本人に生まれてよかったぁ~と思うのは私だけではないと思います。ひと粒も残してなるものか~と、ご飯にものけっちゃって完食!(笑)。
さて、ずいぶん前にある料理雑誌を見ていたら、生わさびのことが書いてありました。
WASABIという題がかかれてあったので、目についたのです。
読んでみると、この生わさびはオレゴンで栽培されているらしく、栽培主はアメリカ人の男性です。
わさび栽培でビジネスを始めたいとおもってはいたものの、どうやって栽培すればいいのかわからなかったそうです。本をみて研究してもうまくいかない。こうなったら日本に行って教えてもらうしかないと思い、いろいろな人に教えてもらおうとするのですが、わさび栽培でビジネスをする・・と聞くとすぐに門前払い。
どうしたものか・・・そこですばらしいアイディアが!
彼の友人の奥さんは日本人。彼は彼女にワケを話して、栽培方法を入手すべく”刺客”を日本へ送ったのです。
彼女はわさび栽培なんておくびにもださず、いろいろと栽培主に質問したのだそうです。若い女性が興味をもって質問をするのに気をよくしたのか、大体の情報は手にいれられたようでそれからが彼の奮闘が始まります。
水はけのシステム、水の質、温度など試行錯誤を重ねやっと成功。
さて、最初に採れたわさびをポケットにしのばせ築地のお寿司屋さんへ、いざ出陣!
お寿司を頼んでたべならが、カウンターのむこうにいる板さんに2種類のわさびを差し出し、どちらがおいしいか感想をきかせてくれとマーケットリサーチを始めました。
一つは日本で購入したもの、もうひとつは彼の”商品”です。結果は、彼の消費に軍配があがりました。
さぁ、出荷準備OKです。
今では日本へも出荷しているのと、アメリカ国内のレストランへも送っているそうです。もちろん個人でも購入できます。確か当時、わさび3本と鮫肌の特性おろし金つきで20ドルという価格でした。
さて、ところ変わって日本。
私の従妹は広島の県北に住んでいます。彼女の家の裏には清流が流れていてなんとそこで野生のわさびがとれるのです。なんとも贅沢な話です。
”わさび?あ、それなら裏にあるから取って来るわ”って・・
自然はすばらしい贈り物をしてくれます。
