戸籍をこんなに
じっくり見たことはない
28歳まで
自分が養子であった事実すら
知らずに生きてきた
よく言われた
「気が付かなかったの?」
「戸籍を見たことがなかったなんてある?」
見たことないんだから
しょうがないでしょ
見る必要もなかった
私の生活の中では・・・・
母は父の再婚相手
その事実だけで
いっぱいだった
生まれてきた妹に
「母と私は血が繋がっていない」
という事実は隠さねば!!と
6歳から思い続けてきたのだから・・・
自分の戸籍をあらためて見ると
そうか、そうか・・と
自分の記憶と照らし合わせて
記憶のパズルを
はめていく
実母の戸籍を見る
一生関わりがないと
思っていた
私の生みの母
ふ~~~~~ん
顔も知らないから
実在していたとも
実感がわかないまま
ここで
実父から聞かされていた
私の出生のころの話には
食い違いがあることが
わかった
それは実父の
勘違いか
いや、自分の過去について
勘違いするか?
私の聞き違いか?
もう
どうでもいい
2人とも
過去の人・・・・・だ