気持ちの変化 | 相続日記「ある日突然相続人になったら・・」

相続日記「ある日突然相続人になったら・・」

それはある日突然のことだった。
「小説は奇なり」というけれど。
これはいきなり相続人となった独身オンナの正真正銘の相続の物語、いやドキュメンタリーブログである。

実母の謄本をとるということ

 

私が知らない実母の歴史

 

 

 

 

もちろん実母がいたから

 

私は生まれてきた

 

 

でも

 

その実母を感じたことは

 

私の人生で一度もなかった

 

 

不思議な感覚が襲ってきた

 

通知を目にしたときは

 

 

「ふざけないでよ!!

 

なんで私が後始末しなきゃ

 

なんないのよ!!」

 

 

と怒りが込み上げていた

 

 

 

 

でも今はなんか違う・・・・・

 

 

 

 

 

これって

 

もしかして

 

天からのギフト?

 

 

最後の最後で

 

私は「家族の絆」を

 

受け取るってことなの?

 

 

 

 

実父が亡くなったという知らせと

 

 

相続を放棄してほしいという

 

知らせとセットで聞かされ

 

言われるがままに手続きをした

 

 

 

 

数年後

 

今度は養父から

 

養子縁組を解消してほしい

 

 

悩んだ末に

 

 

養子縁組を解消し

 

籍を抜いた

 

 

 

 

 

私には「家族の証」が

 

何一つなくなったのだ

 

 

 

 

 

 

そんなときに舞い降りた

 

 

実母からの相続

 

 

 

まったく予想もしていなかったこと

 

 

 

冷静に考えると

 

いつかは起こりえることだったのだろうが

 

私には降りかからないと

 

勝手に思い込んでいた

 

 

 

 

この相続にかかわる

 

土地と建物に

 

どれほどの財産価値が

 

あるのかはわからない

 

 

 

実母が私たちを捨て

 

新しい土地で家庭を築き

 

土地と建物を手に入れた

 

 

それは紛れもない事実

 

 

 

子供もいたに違いない

 

 

とすると私と同じような年代では

 

ないだろうか・・・・

 

 

 

その子供たちも

 

この母の亡き後

 

 

相続を放棄したのだろう

 

 

だから巡り巡って

 

私のところまで来たのだろう

 

 

 

ということは

 

財産価値なんて見込めないのだろう

 

 

下手すると負債の方が

 

大きいのかもしれない

 

 

 

 

 

 

だけど何だろう

 

 

相続放棄なんて

 

 

まあ紙切れ一枚で処理できる

 

 

3か月という期限はあるけど

 

 

簡単に手続きを

 

 

してしまえば

 

 

それで全て終わり

 

 

 

何も

 

なかったことになる

 

 

 

 

 

このまま終わらせてしまって

 

いいのかな

 

 

 

私は実の娘だ

 

 

知る権利はある

 

 

 

調べてみよう

 

 

 

いろいろと調べて

 

 

自分なりに納得してから

 

 

放棄の手続きをしよう

 

 

 

 

なんだろうこの気持ちの変化は・・・・

 

 

 

 

 

そしてもう一つ

 

 

ぶっちゃけて言うなら・・・・

 

 

 

 

もしかしたら

 

 

財産価値が高いかも^^

 

 

フフ

 

 

皮算用の・・・

 

打算の・・・

 

小汚い衝動に

 

駆られているのは

 

ここだけの話し・・・