言語交換サイトでの出会い④カレと出会った | ★頑固で石頭*Black無糖のカレ vs そんなカレに恋したワタシ★

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あづきの日常★★独り言★★恋愛★★南米Blackアールとの恋の軌跡を主に綴ります。

言語交換サイトでの出会いを、初めから読む

 

 

アールと会話し始めて2時間後に、カレが自分の写真を送ってきた。

私がバツイチのシングルだと知った直後だった。

 

 

正直言って

 

「またか」

 

そう思った。

 

カレの見た目への感想は、普通っぽい。それだけ。

いわゆる白人のイケメンではなかったから、ロマンス詐欺師では無さそう

 

ならば、オンラインのセフレ探してるか、プレイボーイか。

 

私はこの頃会話相手を、詐欺師なのか、プレイボーイなのか、ヘンタイなのか、の3択で振り分けていて、

一体この人はどれなのだろう?とそればかり考えていた。

 

しかし、会話の印象は違った。

他の外国人は言語交換サイトで出会うのだから「互いの言語を教え合う」というタテマエのはずが、ビデオコールやテキストは英語オンリーであり、

 

言語を交換しないの?

 日本語を学ぶ気、ないよね?

 英語を話せる日本人女子と仲良く(あわよくば身体も仲良く)なりたいだけだよね?」

と感じる人がほとんどだった。

 

 

しかし、カレは、日本語を使おうとするし、その日本語の使い方が、学びたいという使い方に感じた

間違っていたら教えてほしいというし、正しい日本語を教えると、それを必ず自分でも繰り返して使っていた。

また、私の英語学習を手伝おうと工夫してくれていた。

(でも、前回の記事に登場したイギリス人医師も、一ヶ月以上、英語を教えてくれたのちに、わけわからんことを言い出したのだから、油断は禁物だと思う。

 しかしこの頃は、まだイギリス人医師とも普通に言語交換ぽい会話をしていた時期。

 下半身を出したオーストラリア人はブロックして終わっていたけど)

 

 

勉強だけでなく、普通の会話も楽しかった。

最初は英語で。ときどき日本語で。

そして、私のスペルミスや間違いを、いつもきちんと訂正してくれた。

 

会話を始めた日は、カレは休日で、私はリモートで仕事で、ヒマな日だった。

一日中、他愛のない会話を続けていた。


お互いの勉強はもちろん

きちんと距離をとって、安心できる、心地よい会話が続く、、


珍しい人だなと思った。


それが毎日続いた。

 

 

だけど、時々グイッと近づいてくる時がある。

 

I want to know about you 

 

I want to know about you everything 

 

I want to know you even personal things 


 

それが、なぜだか、少しだけ怖かった。


 

詐欺師でもプレイボーイでも本気でガツガツした人でも、


自分にその気が無いのだから、あしらうことなど簡単にできる大人のオンナのはずなのであるが。

 

カレに対しては、なぜか「簡単にあしらう」ということが出来ない気がして、


時々、居心地悪くなった。

 


ビデオコールした後。

テキストをしている時。

 

胸がザワザワとして、落ち着かない時がある。

 

 

カレはシンプルで、かなりハッキリした人だということは、すぐにわかった。

 


キミに興味を持った。

キミのことが気になる。

だからそれを伝える。

 

 

でも、私はそれを望んでいなかった。

本当に言語交換パートナーがほしい。…はず。

 


こんなに、会話していて楽しい人を

ブロックしたくない。


そういう思いが強くなり、

焦ってきた。


―I’m interested in you 

 

 

…私に興味を持たないで。

 

 

でも、正直言って

 

この人がプレイボーイじゃなかったらいいのに。

この人のことを信じられたらいいのに。

 

信じたがっている自分がいた。

 

簡単にあしらえないのは、

少しずつ、ほんの少しずつ


私の心が動いていたからだった。