先週、施設にいる母の容態が急激に悪化しました。

 

今までは部屋の中にあるトイレに自力で行けてたのですが、突然に足に力が入らなくなり立てなくて転んでしまったそう。

 

その後も、行けるのではないかと自力で行ったもののベッドに乗ることができずに転倒、怪我をしたという連絡が入りました。

 

それを長女姉がLINEで報告してくれたので母の見舞いに行くと、生気を失った痩せた母がそこにいました。人に迷惑をかけたくないと思っているのに、そうなってしまった自分が情けないようです。

 

結局その後は小さな部屋でも施設のスタッフを呼び、車椅子でトイレに移動させてもらって用を足すということをしているのですが、真夜中に3度も人を呼び、明け方の4度目となると本当に申し訳なくて、また自力で行こうとして転んで怪我をしてしまいました。

 

そんな母に対して長女姉は容赦無く「施設の人を呼べ」と母を叱り、電話にでない母に怒り、私にLINEで悪口を言うのです。

 

「一体誰の世話になってるんだか」

「欲しくて欲しくて買ってやったのに出ないなら、もうスマホ取り上げてキャンセルしようか」

 

そう心無い鬼のような彼女の言葉が醜く「もう少し余裕を持って、怒って言い聞かせるのではなく、ただ淡々と処理するだけにしよう」と言う提案をすると、「誰も私をわかってくれない」とか「私は鬱だ」とか被害者口調になる長女姉に、流石に同情できない私がいました。

 

 

 

 

一年前に母を施設に入れてせいせいしたと思った長女姉。これからは家にいる母に気兼ねなく自由を満喫できる。なのだから、もう自分の人生を嘆き愚痴や母の悪口をを言うことをやめようね、と言い聞かせたにもかかわらず、今度は母のことが終わると旦那の悪口ばかり言っている。自由な時間があるのに、家でスマホをいじって自分で出かけることもしない。

 

体重は人生マックスで太っているし、出かけないから格好も構わなくなり、たまにランチにお洒落カフェに連れて行こうと迎えに行くと、連れて行くのが恥ずかしくなる服装しかしていなかったりする。そんなだから、旦那も連れて歩くのを嫌がる。

 

服を買うのを手伝ったり、私が可愛いと思った普段使いバックもいくつもプレゼントして、その度に喜ぶ姉を見るのは嬉しかったし、誕生日には星野リゾートへ連れて行ったりと、今まで彼女が犠牲になっていたと言うから恩返しのつもりでそうしてきました。

 

それが今回、LINEのやり取りで自分のスマホが汚れると思うくらいの醜いエネルギーを感じ、つい溜まっていたのものをぶちまけてしまったのです。

 

 

 

 

少しずつ、長女姉が私がお金を出すことやプレゼントをすることに慣れてきて、当然と思うようになったのだと思います。

 

それが、言葉の端々に現れているのがわかり、ちょっとモヤモヤしていたのは事実です。

 

友人に「妹さん、星野リゾート界日光をプレゼントしてくれたの?あそこ、特に高いのよ!」そう言われても、「プレゼントしてもらったから値段なんて気にしなかった」と言うのんびりした姉。

 

姪の子供の中学入学祝いにちょっと奮発したら、姪が驚いたことに対して「お金持ってるんだから貰っとけば?と言った」と私に告げた時の彼女の表情が嫌でした。母親ならせめて「そんなに貰ったのだったら、雅ちゃん半返しとか受け取らないけど、何か別の形でお返しできたらいいね」くらいのこと、娘に言える人であって欲しい。

 

「雅ちゃん、この日旦那と旅行に出かけるのだけど、猫と留守番してくれない?」と私の誕生日の日付を告げてきた時には顎が落ちました。ポーン

 

この2年続けて随分前から計画して長女姉の誕生日に星野リゾートに招待したお返しがこれかい。ゲロー

 

北欧でも「長女姉のお土産何しよう?」と考えて、旅の翌日には疲れててもそれを持参して実家を訪ねたのに、お土産渡しても私へのプレゼントは出てこなかったよ〜ん。笑い泣き

 

甥が誕生日にLINEギフトを送ってくれていたので、それを帰国後実家に届くように配送を申し込んだのだけど、それを見て長女姉が「あ、やば」と言ったのは聞き逃しませんでした。それで慌ててオンラインで化粧品買ったのだけど、剥き出しでくれたそれも取ってつけたようでなんかなという感じでした。

 

それで、彼女が「5月に出かけた福井県はよかった。秋にはまたどこかに行きたい〜」と言うので、私がサクサクと新しくできた宮城県の星野リゾートを予約してあげたけど、ちゃんとお金払うつもりでいるのかしら?うーん

 

 

 

 

そんなモヤモヤの後で、長女姉が母親のことを忌々しく悪口を言ったので、怒りが爆発してしまったのです。

 

それでもLINE会話で、言いたいことの3分の1も言ってないけどさ。全部言ったら、きっと人格否定になって姉は立ち上がれなくなるだろうし。

 

「誰も私をわかってくれない」と嘆くけど、次女姉だって私だって、母親への恨みはあるし、一度家を出た姉が実家を継いだことにはそれなりの覚悟があってのこと。私たちはそれで気軽に帰れる実家を失ってるし、土地も家も手に入れてそれを犠牲になっていると長女姉が嘆くのはちょっと違う。

 

「鬱だ」と言い訳にしてくるけれど、決して心療内科に行かないから診断されたわけではないし、第一本当の鬱にだったら旅行も行けないし、それを楽しいと思えるはずもなく。

 

来客に対しての「おもてなし」なんてこれっぽっちも考えず、料理を作ることを嫌嫌やってまずい飯を作り、実の子供が孫を連れてきても鬱陶しそうで「早く帰ってほしい」と平気で告げて姪を泣かせる。

 

自分以外の誰かがどんな人生をどう生きているかなんて、まるでドラマを語るようには話すけれど、実際に自分と照らし合わせて自分がどう生きるかなんて考えもしない。いや、考えはするかもだけど、行動に移すことはない。

 

とにかく、彼女の物事の捉え方に「高尚さ」なんてこれっぽっちも感じられるものがありません。

 

去年、私の友人が家族から離れて「もううんざり」と言い放ったけれど、その言葉の意味するところを私も少し感じているところあります。

 

 

 

 

長女姉に感謝し恩返ししたいと思って始めた実家近くの生活ですが、やりすぎ感あったのか、モヤモヤが募ると同時に、自分もまたここまでがっかりすると言うことは、期待があってのこと。と言うことは、自分の好意さえ見返りを求めてやっていたことだったのだということに気づいて唖然とするのでした。

 

叶恭子さんが常に「私は人に期待をしないのです。ですから、がっかりするということを経験することもありません」のようなことをおっしゃるのですが、確かに言えることです。

 

 

 

 

長女姉は、毎朝「おは」の挨拶から毎日の予定などまるで恋人同士がするような頻繁なLINEを送ってきたのに、この一件の後、ピタッとLINEしてきません。するのは、施設からの母の状況報告や、母の施設に見舞いに行ってくれというお願いだけという事務的なものに変わりました。

 

母はこのまま衰えて今年中に逝くのか、それとも今は一時的に気力を失っているけれど状況に慣れたらまた復活するのか。わかりません。

 

「蛙化現象」っていうのがあるけれど、それに近いものを感じています。急に家族に対して冷めてしまいました。

 

とりあえず、母が逝くまではここにいるけれど、長女姉に寄り添った結果が思わしくなかったので、少し物理的な距離を置いた方が良いのだということを考えてるここ数日です。