フィヨルド周遊でMyrdalを目指すFlam Railwayに乗った時のことです。
車両右側の進行方向向きの席をゲットしたかったので、早めに車両に乗り込み席に落ち着いて、買っておいたペストリーを取り出してひと口齧った瞬間の時でした。
「ここ、空いてる?」
そう話しかけられて「どうぞ」と促した時、30代くらいの背の高いアジア人男性が二人目の前に座りました。
彼らの言葉で韓国人とすぐ分かったのですが、何だか彼らにオーラを感じて、急に目の前でペストリーを食べることを恥じる私がいたのです。
これが普通の白人のツーリストだったら気にしないで食べ続けていたと思うのですよね。
でも、そのひとりがとてもイケメンだったので、ペストリーを慌ててしまって口を拭う私。
ちょっとドギマギするどころか、自然ににやけてくる自分をも感じました。
私は特に友人みたいにBTSにハマるとか、韓国ドラマに沼になるとかないのです。
一瞬パク・ソジュンさんにときめいた時があって3本くらい続けて彼のドラマ見続けてたことはあったけれど、残念ながら私のブームは続きませんでした。
でもね、この目の前の二人が喋ってると、その韓国語がまるでドラマのように耳に心地よいのです。
ジロジロ見ることができないから何気に観察してたら、その二人のキャラがドラマ「彼女はキレイだった」のパク・ソジュンとチェ・シウォンのコンビに感じられるのだわ!きゃ〜!
二人とも背が高いけど、一人は濃いブルーの肉厚のニットの半袖ポロを着ていてチノ風パンツを履いています。顔の肌も腕の肌も嘘みたいに白くて綺麗で、適度に筋肉質の腕や太ももが男らしくって。
席に座ったばかりの時には黄色っぽい透明フレームのサングラスをしていたのですがそれが似合っていて、サングラスを外しても裏切らないイケメン顔(と私には多分にそう思えるけど、どう思います?)。
ラルフローレンぽいスタイルだな、とジャッジしたら、なんと靴下にポロのマークが入っていたので、そのまんまと思われ。
流石にモロに画像晒す訳にはいかないから目を隠します。 なんかね〜、画像より実物の方が10倍カッコよく感じたんだけどな。
もう一人の方は、日焼けした肌にどちらかといえば高級ブランドのスポーツ系の服装。ちょっとFENDIっぽい柄のブルゾン着てました。サングラスもスポーツ系。ラルフの彼より年上っぽい感じがします。
彼を撮ろうとは思ってなかったけど、動画に映り込んでました。
この画像ではゴルフおっさんぽいイメージですが、実物はもっと爽やか。
列車の座席は3列席で、あとからやっぱり韓国人のおじさんが私の隣に座るのを遠慮して通路側にひと席空けて座ったのだけれど、スポーツ系の男性が気を利かせておじさんに「こっち座りなよ」って真向かいの窓際の席を譲ったのです。
そして、直ぐに私の隣の席に移動して「ここ、いいよね」って。女性の扱いに慣れてる感じ。
ちなみに彼らは知り合いではなく、どこから来たの?みたいな話から途中から英語に変わって私も混ざって話すことに。
ちょこちょこ話しかけてくれたのはこのスポーツ系の男性で積極的でおしゃべりでした。ラルフの彼は物静かで、自分からは話さない感じです。
二人とも持っていたのはスマホのみ。
私がベルゲンに宿泊してるって知った時に「へ〜」って言ってたから、多分に彼らはノルウェーの首都オスローに来てて「ちょっと登山鉄道に乗りに行こうか」みたいなノリでエクスカーションでやってきたのだと思われ。
なんか、とにかくその身軽さに余裕があってさ。
ラルフの彼の画像が欲しくて、車内の案内モニターを撮影するふりをして撮ってしまったわ。
彼のスマホを何気に片手でハンドルするその手つきもカッコ良いの。
「私、今まで韓国人に惚れたことないのだけどさ、今回初めてこの人たちイケてるわってときめいた男性がいたの」
コペンハーゲンに戻ってきてから、友人にそう説明して画像を見せたら
「Sure, he is hot.」と納得。
「なんか身体全体からお金に余裕ありますって感じが漂っててさ〜。ピカピカしてたのよね」
「今の若い韓国人って日本人より背が高いしカッコいいし結構お金持ちいるよ。Hedge fund manager(投資運用のプロ)だったりするんじゃないの?」
だって。そうか〜。
Myrdalに着いて、スポーツ系の男が「See you in Tokyo」ってお茶目に笑って挨拶してくれたけどさ。
ベルゲンに戻る電車に乗り換えて一人になってほっとしてる私もいました。
なんだか、ずーっとにまにましてる居心地悪いような時間でもあったし。
あ、そういえば、「君はどこからきたの?」って聞かれて「日本」って答えたら、「見えないね。韓国人に見える」って言われたわよ。
以前に「カザフスタン人に見える」とも言われたことあるので、別になんとも思わないけどさ。