国民の幸福度が世界で2番目だということだけ知ってるデンマーク。(ちなみに1位はフィンランドです) 


給料の55%税金で持っていかれると驚いてる友人だから、何故?と思っていましたが、なるほどこの地に来てみたら納得できる感あります。みんな豊かで落ち着いてる感じ。


国土は小さく、長野と関東を合わせたくらいの面積。




2024年時点の東京の人口が1400万人に対し、デンマークの総国民は600万人にも満たず、この人口の1/4がコペンハーゲンに住み、その87%が都市部に住んでいるそう。


この数日、休みを取ってくれた友人と共に都市部を周ったけど凄く小さかったです。


人々は他人のスペースを尊重し、Hygge(ヒュッゲ)という、お家で快適に過ごすというコンセプトを大切にして生きています。週37時間以上働くことは法律で禁止されており、子供が産まれれば政府から子育てに必要な物のパッケージが届き、6か月の有給育児休暇が貰えます。医療費は無料。だからと言ってドクターアポが大変というわけでもなく、普通に診てもらえると。


教育費は大学まで無料どころか、大学に入ったら政府から月$800相当の生活費も貰えるそうな。もちろん、大学に入学するにはそれなりの学力を必要とするテストもあり、程度の高い大学も揃っているそうです。


貧富の差が生まれないように、サラリーの低い職業の人には住宅手当などの手厚い保護があり、車のような贅沢品には85%の税金がかかる。人々は雨でも雪でも自転車に乗り、雪の中でも危なくなく運転できるように子供の頃から学ばせられるのだそう。


「こんなみぞれ雪の中を多くの人が自転車通勤なんて信じられない!」と友人が驚いたら、「それはどのような装備をするか知らないから言ってるだけ」と、全く苦でもなさそうなのだと。


すべての国民が快適に過ごせるように税金が使われ、王室のメンバーでさえ仕事を持ち、国民の税金で無駄に贅沢することはしていないそう。


国民は自分たちの生活を守ってくれる政府に絶対的な信頼があり、国民の生活を良くするためならもっと税金を払っても構わないというくらいの気持ちでいるそうです。


なんて理想的な国なのかしら!と最近の日本のニュースと比べて驚いてしまう限りです。😱





初日の土曜日のブランチにフードトラックが集まる場所に出かけました。みなさん平均的にこ綺麗でお行儀が良く、人との距離も取り、ゴミも残さず、休日のひと時を楽しんでおりました。


ほとんどの人が英語とデンマーク語を話すので、特になんの苦労もなく、ショップの店員も平等に愛想が良く、外国人を外国人と意識して対応することもなく、アジア人少ないけど私たちを見たりもせず、この居心地の良さは過去にジョージアで感じたらそれに似ています。





ここで食べたフィッシュアンドチップスは3千円弱、ビールは一杯1450円という感じかしら。


ショックだったのは、トイレがジェンダーニュートラルで、男女一緒です。これはお隣のスエーデンでも同じでした。トイレの列に一緒に並ぶのって妙な気分よ泣き笑い





サンフランシスコに住んでいると、人種のるつぼで貧富の差も激しく、人々は逞しく性格も複雑ですが、こちらの人々は日本と同様ほぼ単一国民なので、人種的なことに敏感ではなくのんびりしてます。


唯一の欠点といえば、温室育ちの彼らはプレッシャーにめちゃ弱く、仕事でちょっと期限やノルマの圧力がかかると、インド人社員なんかがぐわ〜っとやってしまうのに対して「頑張ったけどできなかった」とふにゃふにゃしてるそうな。


友人曰く。全く頑張ってる風でもなかったそうですけどゲラゲラ