ここ数ヶ月更にヒートアップしているようですが、長女姉夫婦の喧嘩が絶えません。

 

 

 

 

 

 

話を聞けば「どっちもどっち」という感じですし、夫婦仲が冷え切っているわけでもなく普通に生活しているからさほど心配もしていませんが。喧嘩できるだけ仲が良いということもありますし、夫婦間に起こっている本当のことなんて外部者には全くわからないものですしね。

 

私が思うに、母が家を出たせいもあると思うのです。母が家にいた時は、二人の団結は強かった感じはしましたから。ほら、敵がいなくなると内戦が起こるじゃないですか。あれと同じ?

 

 

 

 

姉としては、今まで抑圧されてきた自身を解放したいという人生のステージに立っているのだと思います。

 

今までは母に。母が家を出る前までの同居の葛藤も辛いものがありましたが、今現在母から解放された心に加速がついて、関白主義の夫に強い不満と反抗を覚えているようです。

 

少し前のことになりますが、神社にご祈祷に出かけるその車内で私の目の前で言い合いが始まり驚きました。

 

「人前でやめてよ〜」と、後部座席の私が聞くに耐えず言葉を発したら「みーちゃんは家族だからいいんだ!」と義兄が言い放つ始末。

 

まぁ、そこまで気持ちを許してくれてるのはありがたいけれど、やれやれです。

 

 

 

 

姉がこぼす愚痴はとりあえず聞いているけれど、でも、姉は夫婦仲を改善しようという努力は全くの皆無。ただただ気に入らないことをする夫に報復を与えるという態度に出ています。

 

報復を与えれば「いい気味」とその場ではスッキリするかもしれないけれど、でもだからといってそれで自分を愛してもらえるかと言えばそんなことはなく、恐れられはするけれど、ただただもっと嫌われたり心が離れていってしまうだけ。

 

毎回「北風と太陽」のお話をするけれど、姉にはとてもそんな太陽になる余裕はないようです。

 

「お互いそんな風に言ってるけれど、いずれどちらかが病気になったり死んだりしたら『もっと優しくしてあげれば良かった』って後悔するのよきっと」

 

そう私が言っても「どうかしらね」と他人事のようにしか聞かない姉。

 

 

 

 

義兄はボランティアやら自治会長やら忙しいのに加えて、シルバー大学卒業生グループの女友達と遊びに行くことも多く、その自分の遊びに文句を言われないように、その前に姉を遊びに連れてゆくということを必死こいてやっています。結構な頻度で近郊のドライブに出掛けているのです。

 

その理由を知ってるから、姉も素直に楽しまない。

 

ランチと言えば蕎麦屋ばかり。「どうせ蕎麦でしょ」と言った姉に「だからお前と外に行くのは嫌なんだよ!」と旦那がキレたとか。

 

私「じゃぁ、自分が行きたい所を探してそこに行きたい言えばいいんじゃないの?」

姉「やったよ。そしたら、なんだかいちいち言い訳をして却下ばかりだからもうしないことにした」

 

姉が情報誌で見つけたカフェを告げたら、旦那は「もう行った」と言います。

 

それに対して姉が「じゃぁ、私も今度そこに連れて行ってよ」と言ったら「そこは、楽しくおしゃべりをしにいくところだ」と旦那が返したそうな。

 

私「おたくら喋らないんだ?」

姉「別に話すこともないもん。喋ることもあるけど」

 

それを聞いて「あぁ〜」と思いましたよね。

 

姉夫婦の車に一緒に乗って用事を済ませに出かける時、助手席に座っている姉の表情がサイドミラーに映るのが後部座席から見えるのだけれど、姉の無意識の表情が本当に不機嫌そうなのです。口角が下がって本当にブスい。

 

きっとそんな表情で、レストランで目の前に座っているのだと察します。旦那はそれが嫌なんだな。

 

そこで私は昔自分が目にした夫婦のことを彼女に話しました。

 

つづく。