2015年に離婚して最後にダンカンダンスのショーに出てからサンフランシスコを離れて、ずっと定住地を持たずにノマドライフを送っていた私。
最近になって旅がぴたりと止んでいます。
バーンアウト(燃え尽き症候群)という言葉があるけれど、嫌というほど旅をしてきたせいか、栃木県内を珍しがってあちこちと車で出かけていたマイクロツーリズムさえすることなく引き篭ってる最近の自分に焦燥感さえ覚えていました。
しばらく自分のアイデンティティーが「旅人」であったため、それをしてない自分はもう何者でもないような気さえする喪失感。
先日そんな自分の尻を叩いて東京観光らしきこともしてみましたが、人混み疲れでげっそりです。
「自分、確かに結婚する前は大冒険の旅をしたけれど、サンフランシスコで結婚してた時は何してたんだ?」
部屋でくすぶっている日々が続きそう考えた時、まぁいろいろとはやってはいたけど主には踊っていたんだわ、って気づいた次第。
確かにノマドライフを送っていたときは、時折無茶苦茶「踊りたい!」と渇望していたことさえあったのです。
バリやチェンマイでは、エクスタティックダンスを踊るチャンスがあったものの、それさえもたまにの機会でしたからね。
「そうか、定住している時、私は踊っていたんだ」
そう気づくことで、再度活気ある生活を立て直すのにダンスをする機会を探すことしばし。
2年前に宇都宮に戻ってきた最初、すぐにカルチャーセンターのアルゼンチンタンゴとバレエのクラスをとってはみたけれど、初級のクラスがつまらなく、金曜夜と土曜の朝を犠牲にするのを半年単位でコミットしなければならないことが嫌でやめてしまっていました。
クラスに縛られて自由が効かなくなるということが荷が重い。これはまだ旅がしたかった自分の性格上の不都合さなのです。
その問題を踏まえて再度いろいろ検討した結果、この3月にはアルゼンチンタンゴのクラスと創作ダンスのグループ、外国人のズンバグループ、そして近所の大きなジムの会員になりズンバとヨガの利用をする自分となりました。
こう書くと「なんかいきなり激しくない?」と驚かれそうだけれど、実は単発で参加することができる外国人のズンバグループと創作ダンスのグループは去年始めたにもかかわらず、すぐに場所や先生の都合で中断されていたのです。
やっと何か楽しみにできる活動ができたと思った矢先のキャンセルでがっかりし、仕方なくジムに入会するもなかなかエンジンかからず始められず、腐った自身の状態に嫌気がさして悩んだ挙句、遠くのスタジオにあるアルゼンチンタンゴのクラスを「えいやっ!」という勢いで申し込みをしたのが3月初め。これに通い続けられるかどうか自信がなかったのですが、月ごとと単発のクラスの支払いができるので様子を見ることにしたのです。
なんとそうしたら、創作ダンスグループと外国人ズンバのグループ活動が再開する運びとなり、いきなり忙しい日々になってしまっいました。
何か動き始めると、後から動きがついてくるってことよくあることですよね。
そんなわけで、ちょっとお疲れの身体で久々に筋肉痛を感じながらも、気持ちの良い疲労感さえ味わっています。
飽きやすい私だから全部が続くわけではないのは承知だけれど、このうちのどれかは定着し身体を動かす習慣が身に付けばそれに越したことはありませんわ。
さて、どうなるかな。