70歳の大台に乗った長女姉の誕生日祝いに「界日光」の宿泊をプレゼントしました。
ここ、うかうかしてると全く予約取れないところなので3ヶ月前から90日前割引を使って押さえておいたのです。
日光は宇都宮から車でサクッと行けるところですが、いろは坂が凍ってるかも知れず「雅ちゃんの運転で行くのは怖い」と姉が申し、ならばJRで出かけることにしました。
や〜、お天気が良くて山が綺麗でした。神橋に向かう道の正面には男体山が美しくそびえています。ちょっと規模は可愛いけど、富士吉田の街の風景を思い出しました。
子供の頃から行き慣れた日光。もう観光はせず、美味しいものだけを食べることにします。
ステーキハウス「妙月坊」は神橋の前の参道の階段を登ると存在する昔のお坊さんの住居なのでした。古民家仕様で入り口で靴を脱いで中に入ります。窓からは小さな滝も見えました。
テンダーロイン120gをメインに湯葉前菜をつけただけのランチに。リゾートの夕飯を考えてシンプルにいったのですが、これだけでも結構お腹膨れてしまいましたよ。姉、大変にハッピー。お会計二人で1万円越しました。
ランチにコーヒーはつけず、デザートに隣の「本宮カフェ」へ。ここも同様昔のお坊さんの住居です。再度靴を脱がなければならず「ここでもかい!」と姉も私もブーツをおたおたと脱ぐのでした。
神橋から路線バスでいろは坂を登り、中禅寺湖に着きました。普段運転してる時には見ることができない周りの景色に感動しました。上では溶けてない雪が凍ってて、ちょっと歩きにくかったです。中禅寺湖が美しい!
ホテルのチェックイン時間にはまだ間があるので、大きな鳥居の横にあるカフェ「TOKI COFFEE」で珈琲を。
そして、星野リゾート「界日光」へ。
入り口から、お香の優雅さに包まれ大人びた空間へと誘われます。純和風ではなくどことなく唐風も感じられる大人っぽい雰囲気に唸りました。
お部屋は最上階の4階へ。無駄に広いスペースでしたよ。もちろん湖のビューが素晴らしいです。
お茶とお菓子を頂いてちょっとゆっくりした後は、作務衣に着替えて早速大浴場へ。ひとり先に入っている人がいましたが、すぐに貸切状態になりました。
お風呂のあとはパックしたり、湯上がり処でアイス食べたりジュース飲んだり。星野のサービス充実してます。
星野リゾートの食事の楽しさは、そのプレゼンテーション。毎回各地でウキウキするのですわ。
先付けから日光名産の「日光彫」の器が出てきたし、八寸の陶器の蓋には東照宮の三猿や眠り猫がデザインされていました。食材も湯葉やかんぴょう、苺など、土地のものを活かす「界」シリーズなのです。
風呂上がりのすっぴんでごめんなさい。姉がハリセンボンの彼女に似てると笑いました。
最後の頃はお腹が苦しくなりましたが、それでも完食していよいよデザート。姉には誕生日祝いのメッセージがついたチョコプレートでしたが、あれ?私にも何故かついてるよ?と思ったら「栃木3施設制覇」プレートでした!
そう、最初に川治、そして鬼怒川、今回に日光。他に静岡の遠州と箱根仙石原と5ヶ所行ってます。
でも、多分にここ日光が一番素晴らしい印象です。値段もちょいお高めで年配者を対象にしてるとか。だからかしら、お料理も繊細な薄味で、外国人とかこの味理解できるのかな?とちょっと思ったりもしました。
私は気づかなかったのですが、ここ3月に改装のために無期限休暇に入るのだそう。その前に来ておいてよかったわ!!
食事の後はライブラリーで地酒の利き酒や、ハーブティーなどを頂いてまったりしました。
21時からは能楽堂で日光下駄の紹介を兼ねたタップダンスのショーを。見学している私たちの足元にも日光下駄があって、それを履いて一緒にステップの練習をしました。楽しかったです。
日光下駄ってとっても履きやすいですよ。でも、全部手作りで職人さんがもう4人しか存在していないそう。だから、めっちゃお高いです!
夜のお風呂も忘れて姉とおしゃべり夜中の1時近くまでしてました!
ベットの寝心地は抜群。翌朝も素晴らしいお天気でした。
朝ごはんも、ヘルシーなお料理をちょうど良い分量で出してくれるのがありがたい。
星野リゾートの素敵なところはチェックアウトは12時というゆっくりさ。お風呂に入って、お部屋でのんびりしててもまだ余る時間です。多くの宿泊客は観光もあるから早々にチェックアウトしてるけど、もったいないなと思いますわ。
最後のギリギリまでゆっくりして、11:45の送迎バスで路線バスターミナルまで送ってもらいました。
神橋からはゆっくりの下り坂なので散歩して駅まで行き、東武駅前にある「Cafe FLEUR」へボルシチを食べに。おじさまが一人で経営している小さなカフェなのですが、レビューが高いので寄ってみました。ボルシチ、おいしかったですよ!
日光は東武線駅が中心という感じでして、JRの日光駅はそこから離れてポツンと地味にあります。でも、すごいクラシックなお洒落なピンクの建物なんです。
その昔、一等のチケット買った人は2階の待合室で特別扱いでした。そこにはなんとも素敵なシャンデリアがあるのです。一見の価値ありの場所ですよ。
そして、宇都宮目指してのんびり帰ってきました。お天気で気持ちよくて、日光で遊んで帰ってきたお客さんみんな寝てました。