海外ノマドでいた時は、日焼け止めを朝塗るくらいでほとんど肌のお手入れなんてしてしてなかったし、日本社会に戻ってくるとみんな綺麗にしているなと気づいてからは、自分もここで取り戻そうと思うようになります。
電車に乗って目についたのは、湘◯美容外科の「Yell」の広告。
「もう整形は高くて痛い時代ではありません」みたいなサブタイトルがついていたのが印象的だったかしら。なるほどね、そういう時代に変化しているのだな、と思いましたよ。
アメリカにいた頃から、時々シミ取りのフォトフェイシャルとかを打ったりしていましたが、たるみ取りのHIFUには興味があったので、3ヶ月ごとくらいに定期的に打つことを1年以上してたかもしれません。
最初は効果が見えなくても「やってなかったら加齢がもっと進んでるのかも?」という現状維持の状態だと思っていたのですが、ある時期からたるみが酷くなったことを意識し始めました。
それで、色々調べてみたら「HIFUでたるみが酷くなる」という口コミがあるのを知ったのです。
確かにたるみを予防する効果はあるらしいのですが、それが適した顔があるということ。要は、顔に脂肪がある人には効果があるけれど、もともと骨格が張っていて皮膚が薄い人には逆効果なのだそうです。
でも、私のクリニックでは前顔、目元、首元、という大雑把な施術箇所を選択するだけで、照射する場所の念入りなアドバイスとかもなく、もちろん施術するナースたちにはそんな知識もないのかもしれません。
急に流行り出したHIFUですから、時間が経ってからでないとこのようなネガティヴな口コミも出てこないと思うのです。
もちろん、私は専門家ではないので、自分の経験と勘でしかモノを言えませんから、これが絶対的な理由にはならないですよね。
中顔面のたるみの違和感がマックスになった頃、同様に湘◯美容外科で相談したところ、そこの先生がデータを見て「HIFUやめちゃってるじゃないですか。もう1年近くやってませんね」とおっしゃった時に、「全く効果が見えないどころかたるみが酷くなった」と言っても、HIFUのせいではないと言われて、それきりにしました。
この中顔面のたるみについてはちょっと複雑であり、昔にゴルゴラインを消そうとしてヒアロルン酸を続けて注入していた部分がリガメントに邪魔されてさらに横に流れて重みを増した原因になったりと、いくつかのクリニックで相談してみましたが良い解決策は生まれず。
結局は「目の下を切開して余った皮膚を取り除く」という方法はあっても、多分に下瞼が引っ張られてあっかんべーの状態になる危険性が高いという言葉で却下。それでなくともすでにそれを実感しているので若い方ならともかく、この老化した顔の筋肉がしっかり支えてくれるとは思えず、冒険はせずに中顔面のたるみは年齢として受け入れることにしました。
最後に相談したクリニックでは「HIFUのせいかどうかは分かりませんが、加齢により顔の骨が収縮したことによります」と先生に告げられて、雷に打たれたような衝撃を受けました。それで自身の顔の変化の全てのことに納得がいったのです。
そう、顔の肌の張りがなくなると同時に脂肪も減り、それに加えて骨が収縮するので痩せ型の人は本当に顔が変わります。年取ったら太ってるくらいが良いというのはよく理解できるところ。
そうしたらさ? 私がせっせと受けていたコルギの施術も、ただただ顔の骨を縮めただけに過ぎない??
痛いのに強い私でさえ辛くて堪らなかったこの施術、ある日before afterの画像を撮ってもらった日にこれっぽっちの変化も見られなかったので、アホらしくなってそれ以上行かなくなりましたけれどね。
えっ、 HIFUってそんなに事故が多かったの??
まぁ、YouTube探せば沢山似たような意見もあるし、あくまでも引き締めに良いと強く言う先生もいますから、人それぞれ合うか合わないか、効果出るか逆効果か、とさまざまでしょうね。
もちろん、私のたるみの原因は過去の日焼けの問題や、過去の喫煙、ガシガシ擦る洗顔法、そしてストレスなど、原因は腐るほどあるので、HIFUを原因と突き止めることにはなりません。
ただ、私には金ドブだったということは確か。