「とうとうこんな風に過去の栄光を懐かしむような時が来たのね... 」
そう苦笑いをする私。
日本の旅の興奮から離れてしまい日常を生きると感じる渇望感は、以前日本に住むことを初めてトライして埼玉のシェアハウスに住んだ時以来です。
あの時は半年しか持たなかったけれど。
ふと懐かしく思い出した遠い日の私...
コツコツとヒールの音を鳴らしながらダンスクラスに向かっていたら、前を話しながら歩いていたイカツイ二人の殿方が観音開きのドアを両方で持っていてくださって、まるで門番のように私が通り過ぎるまで待っていてくれたこと。
ヘアヘラするんじゃなくて、男同士で話を続けてて、私が通り過ぎる時に軽く会釈をしてくれただけよ。
眼科の駐車場で車から降りて歩いていたら、そこにいた中年男性に「君はとてもエレガントで素敵だねぇ!」と褒められたこと。
道を歩いていたら、後ろからゴロゴロスケートボードで追い抜かして行ったお兄ちゃんが「今日の君はとってもゴージャス!」と叫んでいったり。
トレーダージョーズでショッピングカートを戻してたら「なんてあなたセクシーで素敵なのかしら!」と太ったおばちゃんに褒められたこと。
別にそれらのシチュエーションで特に着飾っていたわけではなく、カリフォルニア独特のカジュアルウエアだったのだけど、女性らしさは意識していました。
カジュアルでもハイヒールウエッジサンダルを履いてたっていうのもあるし、歩き方が綺麗だったのかもしれない。
「あんたの靴素敵だわ!どこで買ったの?!」って、パーキングチケット切ってるポリスウーマンがわざわざカート停めて尋ねてきたこともあったもんな。
アメリカって、みんな素直に思ったこと口に出してくれるから、それが変な下心あるわけじゃないって分かるし、普通に嬉しいです。
その癖がついてるから、ここでも私もいきなり知らない人に「素敵ですね」とか声かけて気持ち悪がれることもあるけれど。
そういう言葉って栄養剤なんだよなぁ(遠い目)
何を言いたかったか言うと、昨日の投稿で書いたように日本の男性は女性を褒めないのよ。
奥さんに相手にされないのは、奥さんを満足させてあげられないってことが先にきてるからであり、それは日頃のささやかなケアができてないからなのですよね。
男性から女性扱いされて、女性は女になれる。
ADDress会員さんの中には海外経験が豊富な方が結構いらっしゃって、ある日年配の男性が「日本の中年女性って海外に比べると本当に色気なくておばさん臭いよね」って何気に言ってしまったけれど、その時私ったら、テーブルをバンバン叩いて「それは日本の男性が日本女性をそうさせてるんです!!!」て声を荒げてしまいましたよ。
めっちゃ怖がられたと思う。
でも、それを言うなら、日本人男性も早くから諦めておっさんになってゆくし、要はお互いに尊重して認め合うことをしないで、よそ見をして非現実なものと比べてディスるからそういう結果が生まれてしまうのでしょうな。
良かれと思って相手の欠点を直そうとディスっても効果はないのに。
たとえちょっといいなと思う中年女性がいても、アプローチを知らなから子供っぽい絡み方をして、セクハラまがいになっちゃうようなおっさんも多いんじゃないかしら。
なんか付き合ったおっさんのチャウを思い出した。
女性として尊敬を持って扱われたい。
それだけのために、今再度アメリカに帰りたいかなぁなんて思い始めた今日この頃。
でも、コロナで出られない。
(日本の良いところ沢山知ってるけれどね〜 )
こんな本があるらしい。