こんにちは、雅です。

 

 

 

 

この彼との出会いは

ジョージア(コーカサス地方の元グルジア)で

この春4ヶ月の東欧の旅を〆る直前のことでした。

 

コワーキングスペースがある

トビリシで最もイケてる

コミュニティスペースの中にある

お洒落なホステル。

 

そこの屋上ヨガのクラスを取った時に

隣のマットにいた人でした。

 

その時私はそこに宿泊していた

日本人の男性と知り合い仲良くなり

その彼を誘ってヨガでペアを組んだりしてたので

そのイタリア人の男性とは

ヨガのクラスの後で廊下で立ち話した程度。

 

「今ランドリー回してるんだけど

この小一時間だけでも

話し相手になってくれないかな」

 

と、そんな粋なお誘いもあったのだけれど

その時の私は酔っ払ってヘラヘラしてて

早く寝たかったので

部屋に忘れた歯磨き粉をちょっともらった程度。

 

翌朝のダイニングホールでは

彼の目の前に二人のアジア人女性が座っていて

相変わらず私は日本人男性とつるんでいたので

目配せほどの挨拶しかしてません。

 

「彼は君のボーイフレンドなの?」

 

ってまた廊下であった時に尋ねられたけど

そんなこともなく

ただ旅の情報交換をするくらいの仲。

 

別れ際にメルアドのメモをくれて

その日本人男性が

 

「やっぱりイタリア人は早いし慣れてるなぁ」

 

と感心してたっけ。

 

まぁ、そのイタリア人男性は若すぎることもなく

どこにも悪い印象はなかったので

一応軽い返事だけして

繋がっておくことにしたのでした。

 

 

 

そしたら急に暮れに連絡があって

年明けに日本に仕事で来ることになったと。

 

そういえば言ってたな、とは思ったけれど

私は細マッチョとのドラマの中にいたので

正直どうでもよかった。

 

もらったメールも半月くらい放置してて

でもまるっきり無視も悪いから

お正月にやっと挨拶の返事して。

 

横浜に住んでる私は人混みの東京には

余程の用事がないと出てゆきません。

 

彼が東京に出てこない?って尋ねても

「横浜に来ることになったら案内する」

という高飛車な

あまり優しくない私でした。

 

テキスト会話してるうちに

 

「スノーモンキー見に行くのに

ここの宿押さえてるんだけど

一緒に行かない?」

 

と言われ、

 

いや、あなたのことよく知らないし

私はソロトラベラーで

人と行動するのウザいからいかない

 

とつれない私。

 

でも彼が予約した場所が

全く見当違いの群馬県だったので

「おいおい、それちゃうで!」って

彼がイメージしてる旅のプランを作ってみたら

凄く良いのが出来上がっちゃいました。

 

「私だったらこうする。

実際凄く面白そうだから

後で実行すると思う」

 

って言ったら

 

「絶対嫌な思いさせないから

お願いだから同行させて」

 

って懇願されて

しょうがないなぁ、と

ちょっぴり憂鬱なノリで始まった旅でした。

 

よく知らない男といきなり

一泊旅行ってどうよ?