「ほいっ!」



ほいっと目の前に差し出された 剥き出しのチョコレート



「何?」.


「なにってなぬ?」


「なぬって何?」


「なぬってなにってなぬ?」



続けるの?コレ?ったく めんどくせえって思いながら続ける



「…なぬって何って何ってなぬって何?」


「なぬぬってなぬってなにってなぬおー?きぃ~っ」



はいっ ドンへがきぃ~ってなったからお終い。



「きょーは!なんがつ、なんにちか?!ってきーるんだしょーが!」



「今日?…2月14日「バレたいでしょーの日でしょーが‼️」



被せてきて『バレたいでしょーの日』って… バレンタインね



「これ…オレのおきもち…です!バレたい日だから ばらした~」



頬なんか染めちゃって チョコレートを渡してくる



「バラしたねえ」


「バレバレたいでし( ´艸`)」



バレンタインのチョコだって言ってんのに剥き出しって…



「たべやすいように むいてありまーっしゅ」



あ、配慮だったんだ?



「たべんしゃい」


うっ…


「ほれほれ たべんしゃいな」


うっ…



いやいやいや…
そこ…口じゃなくて 鼻だっつーの!




「ア…レ?美味いなコレ」



ドンへの手作りって言うから ぜってえマズイって思ってたのに 予想に反して なかり美味い



「どうした?コレ…」


「どーしたってなにさっ オレがひょくのために いっちょけんめーに❗️おつくりになりやーしたのだぞっ!」


「あ、ごめんごめん。そっか ドンへがオレの為に お作りに⁉️ありがとぉ〜❤️よしよし…」



むにゅーんと抱きしめて頬っぺたスリスリとしてあげる



「くふくふ( ´艸`)」


「で?コレ本当にお前が作ったの?」


「うん!あのね?きのー ぴょんぴょんといっしょに つくってみました。でね?ぴょんぴょんもきょー おにっしゃんにあげるってゆーてたわ」


「随分仲良くなったんだねえ」


「なかよーしっ♡♡♡ん?ねー?なんでっおよーふくぬがすの?」


「ばれたいでーだからだよ」


「ばれたいでーとか かんけーなーんっあっ…ちょーいとっまってよう」


「待てなーい!」


「なあーんでぇようぅ」



なんでって…
そりゃあさ?

お前が可愛くて



「待てないーー!」



頂いたばかりのチョコレートを裸に剥いたドンへの身体に塗りたくる



「熱っちいから すぐ溶けるな」


「ふぇ…おばかっ へんたいぃ~」


「変態?今頃おにっしゃんもぴょんぴょんに 同じようにしてるよ」


「おにっしゃんはおへんたいじゃないので
こんなことしないやい!」


「ばーか 貰ったチョコは 身体に塗りたくってあげるのが礼儀なんだぞ?」


「しょーなの?」


「そうだよ」


「ふんじゃあ おにっしゃんも…ぴょんぴょんに…」



ドンへの目玉がキョロキョロと落ち着きなくなる

オレも ついつい想像してしまった。




ユノさんがジェジュンさんの白く滑らかな肌に ゆっくりとチョコレートを塗りたくっていく 擽ったいのか感じているのかビクビクと震えるジェジュンさんの身体


『ふふっ…感じやすいね?』

『ばか…くっ擽ったいだけっ…だ』


あくまでも強気なジェジュンさん


『擽ったいだけ?そっか…じゃあ ちゃんと感じてもらおうかな?』


とか言って おにっしゃんの変態心に火がついて、、、、。




「なーにかんがえてんのー? オレべたべたしてきもちわるいぞ」


あっ!(  ゚ ▽ ゚ ;)



そうだった 目の前に こんな美味しそうなチョコレートがあるのに 他のチョコレートの事なんか考えてる場合じゃなかった!


「おっと…そうだな ベタベタだもんな?じゃあ 拭き取ってあげるよ」


「ふいとくれ~」



よしよし
拭いてあげるよん オレの舌でな😏ぐへへ








「おにっしゃん…どーしたんですか?それ…」



【ばれたいでー】翌日の朝 ウチに来たおにっしゃんの顔を見てビックリしてしまった。


頬に引っかかれたような傷



「コレは…」


「ソレは?」


「男のロマンの勲章さ」



や、意味わかんねえす



「、、、チョコ塗りたかったのになー」



おにっしゃん⁉️

やっぱ やろうとしたんだ?そして ジェジュンさんの抵抗にあって 失敗した、と?


なるほど。そりゃあ、、、、
【男のロマンの勲章】には違いないっすな



「あー…まあ、アレは男のロマンですもんね~( ´艸`)」


「だろ~?あ、ヒョクチェも昨日ドンヘからチョコ貰った?」


「貰いました 美味しく食べましたよ」


「美味しく…ハッ!ま、ましゃか((゚m゚;)お前…俺のかわゆいドンへに!?」


「(  ゚ ▽ ゚ ;)なっ!まっまさか そんな事…」


「だよねえ?そんな事を あの子がさせるはずないもんなあ ウチのドンへは まだまだ子どもだもんなあ~」


「あー…っすよね(汗)」



おにっしゃん…ごめん
むちゃくちゃエッチな子に育てちゃいました。



「でも 良かったですね?ジェジュンさんにバレンタインのチョコ貰えるような恋人どうしになれて」


「ありがとう ヒョクチェのおかげだよ。あの椅子に2人で座ってお茶とかしてるよ」


「それは良かった」


「そう言えば 俺のオーダーしたヤツは?まだ出来てない?」


おにっしゃんのオーダー?なんだっけ?



「ラブラブラブチェアだよ」



あ、忘れてました。

てかラブ多くね?



「で?ドンへは?」


「まだ寝てますよ。起こして来ましょうか?」


「いや、いいよ 」



とか言ってたら



「ひょくぅ~」



目が覚めたらしいドンへがベッドルームから飛び出してきた



「おはよ♪ドンへ」


「おにっしゃんきてたのー?あ、ねねね?ひょく」



 おにっしゃんに ちゃんと挨拶したげよ?



「アレ またして~ どんへにチョコぬるやつーキモチかったあ~」



ドンヘ⁉️
(°Д°;≡°Д°;)あわわわわ



「ヒョクチェ!?お前‼️」


「あ、いや!ちがっ💦💦💦」



ドンへーーー‼️

















おわり











こっちの方《月子Ⅱ》は暫くお休みしまーーす🙏
月子の方は今まで通り1日おきでUPします。
よろしくお願いします。