あの後 ドンへのマンションに二人で帰って来た。



「ひょくってば さっき カオがニヤついてたぞっ」



そりゃあ 身体がタイプだなんてエロい事言われたら オトコたるもの顔もニヤけますよ。

とは、言えないので



「ドンへと同んなじようなコト言う子がいるんだな~と思ってさ」


「同んなじ?」


「オレのカラダがタイプだってさ」


「にゃにお~っ!?カラダって なしてどして あのあのあの~あの子ががっ」



立ち上がって ドアに向かいかけるドンへを慌てて捕まえた。



「どこ行くんだよ?落ち着けっ」


「らっでぇ~ なじぇに ひょくの身体を知ってんのだようぅぅ~ 見しぇたのだろうが‼️ あの子あのあのごっあごあごっ ほふほふっ」



あーうるせ~っ  興奮し過ぎて もう言葉がぐちゃぐちゃだっての あの子→あのご→そんで、最終アゴつっちゃてっから 何だかわかんねえわっ



「らって 見しぇなきゃ ひょくが、あんな…っ\(//∇//)\うひっ♡いいカラダ…っ\(//∇//)\ぐへへ♡なんてわかんないでショっ⁉︎」



お前…うひっ♡ ぐへへ♡の部分で完全にオレの半裸 思い浮かべたろ? 



「コレクション」


「ほへっ?」


「道に落ちてたんだってさ。オレの半裸の盗撮写真がね⁉️道端に落ちてたらしくてね⁉️近くの女子高の子が拾って話題になったらしい」


「あ…コレ?」


「誰かが盗撮しなかったら、こんな事になってなかったよねぇ❓誰かがこの写真を落とさなかったら こんな事になってなかったよねぇ❓誰が落としたんだろうなあ❓てか、オレの盗撮写真を撮った奴は誰なんだろうなあ❓元凶は誰ですかね?先生」


「んー…っとぉ~ 、、、どんへわかんな〜いっ えへっ♡♡♡」


「おいっ」


「オレがわるいわけじゃないもんっ‼️この、右手が勝手にシャッターをおすんだもんっ うっ!この…右手が、、、誰かた助すけてくださいィィィ」




とか言って自分の右手を左手で押さえ込んで苦しそうなドンへ



「そうか…ドンへ、お前は悪くない。全てはこの右手が悪いんだな…」


「ひょくを愛しすぎるあまり、オレの右手がボーソーしたんだ…」


「ドンへっ!」


「ひょくぅ~」



むぎゅーっ

ってゆー三文芝居の、後は 
ドンへによるオレへのご奉仕TIME



「ひょくっ…ちゅっ…んちゅ んっ…はむはむ…」


「っ…」



すっげえ イイ…

カシャカシャ…?ん?なに?カシャカシャって… まさか?



「何してんのかね?君は…」


「オレのお口で 成長する ひょくを おシャシンに…」



この…おバカ‼️
その成長まで撮るんじゃねえよっ!








休み時間、便所に行こうとして廊下に出ると、 目の前を 馬…ん?違うか 体育教師チェ、シウォン(24)と国語教師イ、ドンへ(24)が連れ立って歩いていた。



「ドンへ先生のご趣味はなんですか?」



見合いかっ⁉️馬。



「ごしゅみ?は…んと 写真を撮ってます」


「へえ~ 可愛いなあ」



写真撮ってんのが可愛いって意味わかんねえぞっ!馬。



「どんな写真ですか? ドンへ先生が撮るのは やっぱ可愛いモノ系ですか?お花とか花瓶とかカゴとかアイロンとかジャガイモとかサツマイモとかですか?」



花はわかるけどさ 花瓶とかカゴとかアイロンて 何?さらにジャガイモってサツマイモって…何故芋でまとめた?馬の思考回路ってのは謎だな。



「きゃっ ジャガイモとかサツマイモも可愛いですよね~ 」



ドンへ…お前もか。



「でも 違いますよ。んとね?今のマイブームは
ナ、マ、キ、ガ、…」



うわっ!バカっ



「ドンへっ…先生っ!ちょっと聞きたいことが~」



慌てて二人に割って入って ドンへを小脇に抱えてその場を後にした。

今日もバイトなのに疲れさせないでくれよ。






「ひょくちぇ 今日もバイトなの?」



帰ろうとしてると ドンへが近寄ってきてコソっと聞いてくる

頷くと



「そのあとは?ウチに…」


「今日はムリ 」


「ん…」



トボトボと歩いて行く後ろ姿に胸が締め付けられるぜ。

でも 2ヶ月くらい前から始めたバイトが結構ハードで いくら若いとはいえ バイト終わってドンへんチ行って ついつい2回くらいやっちゃうと もうマジヘトヘトで 次の日が辛い。
2回しなきゃいいじゃんて話だけど もね
けど、それはムリ!ドンへのあの時のアレとかあのナニとか 堪んなくて 止まんなくなるんだもん。

だから バイトの後はあんまり行かない方がいいよなって思ったんだ。
その代わり土、日は容赦しませんよってね。


バイト先は 飲み屋だった。
カウンターだけしかなくて 7人でいっぱいになるくらい小さいお店。

だけど、平日はオレとオーナーと先輩パイトの大学生イジュンヒョンの3人で回している。酒作ったりはイジュンヒョンがやっていて、軽食なんかはオレガ作ってる (オーナーは客と一緒に飲んでる)でも、バイト代がいいしオーナーのヨンウンヒョンも大学生バイトの人もいい人だから 続けてられるんだ。

ここの近く《83Line》っていうBARがあるらしく、 ヨンウンヒョンはそこの常連さんでもあるんだ。この店を閉めたら そっちで明け方まで飲んだりしているって話だ。



「《83Line》のオーナー二人とは昔からの知り合いなんだよ。二人とも別嬪だから目の保養になる。お前も高校卒業したら連れてってやるよ」



って ヨンウンヒョンが言ってくれたけど別嬪とかいっても、オレのドンへにはかなわないっしょ?なんて思った😚

その別嬪のオーナーの一人がドンへの
従兄弟でドンへも“《83Line》と常連だなんて思いもしなかった。






















つづく