「ドンヘ~っ!お誕生日おめでとうっ!(にーーーっこり)」
すんごい 笑顔だ~っ
美術準備室のドアを開けたら目の前にひょくちぇがいて…
たまたま通りかかったみたいだったから会話は聞かれてないと思うけど、でも何の接点もないようなオレたちが密室に2人きりでいたコトは変だと思ったらしいのに…
この笑顔
付き合って気づいたけど
この子って結構Sっ気あんだもん←特にベッドで←まあ、嫌いじゃないけども!
それでもこの笑顔は
怖いよう…。
「どうちたの~?ドンヘせんせ~?顔が引きつってるよ〜?」
「んんん。そんなこと… 」
「そ?まあ、いいや。ほらコレ ブレゼントだよ」
「うおっ⁉︎ ありがと~っ 開けてい?」
「うん」
渡された袋を開けると
「でぇぇぇえ~っ⁈ なあによう コレぇ~?」
「プレゼントだよ。2人で使えるもんのがイイかな~ってさ」
2人で使えるって…この フワフワしたファー付きの手錠を⁈
やだやだやだっ なあにい~ この子ってば Sっ気があるとかそんな甘いモンじゃなくて
アレなの?あの~っアレ…HENTA…
ひぃぃい~っ
「やだやだっ」
「なんで?痛くないだろ?フワフワしてるんだから」
そーゆー問題じゃないの~ っ!!
裸に剥かれて両手を拘束されてベッドヘッドにくくりつけられてる オレと
そんなオレをベッド脇に立って見下ろしてるひょく
っていう この状況がイヤだっての!
「で?何してた?」
「へっ?」
「美術準備室でだよ」
ここで…聞きますか?
「何、し、て、た?」
「なに…って なにも…」
「ん?何もって 話もしてなかったわけ?」
「おはなし…はしてたよ」
「何の話?」
「っねえっ そんなコトより コレ…外してよう」
「そんな事?そんな事かな?」
「外してっばぁ(ジタバタ)」
「お前が答えるまで外せないようぅ(ジタバタ)」
マネすんな!
「だから おはなし…してただけだってばあ~」
「どういう関係?」
聞きながら ひょくがオレのカバンを持ってきて ゴソゴソと中を探って
「コレ…何?」
取り出したのは…
ぎゃっあのボケっ!
要らないって言ったのに勝手にオレのバッグの中に ブレゼントいれたな~っ
「コレ誕生日プレゼントだよね?」
「しらない」
で、通るわけないけど…
「ご丁寧に from ナニガシって書いてある なあ?ナニガシって誰だと思う?」
「しらない」
「エリックって書いてあるな エリックって?ジョンヒョク先生のニックネーム?」
「…しらない」
「エリックって呼んでたの?どういう関係?今でもプレゼント貰うような仲なんだ?2人っきりで何してた?キス?それよりもっとすんげえコトしてた?」
「まっ…てよっ 」
「オレね?子供だからさ?自分のモンが他のヤツと2人っきりで個室に居たってだけでムカつくんだよ」
ひょく…
両手の拘束が外されて ひょくの上に乗っけられる
「エリック…ジョンヒョク氏って もしかして お前の元彼…だったりする?」
「そう…だったら…ひょくオレのことキライになる?」
「キライにはなんないけど…」
えっ?けど? けどって…何?
「こんなの渡すって事は お前に未練ありありって事はだろ?それが心配ってコト」
「オレは もう 彼のコトなんて…ぜんぜん!ちぃ〜っとも!まーーーったく!なんとも思ってないんだよ?オレには ひょくちぇだけしか…ひょくのコトしか見えてないし、好きな人はひょくだけなんだよ?そのブレゼントもあした ちゃんとかえすし…」
「… … … 」
「ひょく?うわっ!」
イキナリぎゅうぎゅう抱きしめらた。
「可愛いっ!」
「ほえぇ?」
「ごめんね?心配だったんだよ。オレはまだ高校生でさ?お前からみたらガキだし、あの人は…大人で 見てくれもカッコイイしさ、、、だから…」
ひょくってば、 分かってないなあ。
ぜーんぜん分かってない。
オレから見たら、えりっくひょんなんかより中身はひょくの方がぜんぜんオトナだと思えるんだけどね。
ねえ?オレはね?ひょくを生徒だとは思った事はあるけど、子供だと思った事は1度もないんだよ? オレはひょくに甘えたくなる、甘やかしてくれるんだもん
「ひょくはお兄ちゃん気質なんだね。」
「はあ?」
「うふふっ…なんでもなーいっ ひょくが好き好き好き好きっ」
ぎゅうぎゅうって抱きついた
「オレ ひょくからはなれないからね」
「ったく もう マジ可愛いってば~」
ほら?お兄ちゃん気質でしょ?
2人で ぎゅうぎゅう抱き合ってるオレたちは はたから見たら バカップル丸出しなんだろうけど…
オレは…オレたちは
ヤバいくらいに幸せなんだから、周りがなんて言おうと、どうでもいいのだーーーっ!❣️
てへへっ♡♡♡♡♡
おわり