長かった修学旅行も終わって
今日から3年生が登校してくる♡

学校に着くと、次々やってくる3年生



「ドンへちゃん、お土産だよ♡」
「ドンへちゃん、はいっお土産♡」
「ドンへちゃんがいなかったから淋しかったよ。はいっお土産♡」


そして、お土産の嵐。



「ドンへちゃん、お土産は無いけどキスしよっ?」



おいっ❗️最後のヤツっ‼️振り向くと 

ぎゃっガーンお前かよっ

体育教師ちぇ.しおん(24)



「ん~〜〜〜っ😚」


ん~っぢゃないってのっ!


目の前に突き出されてる唇を摘んで 
ぎゅうぅぅぅ



「ぶぶぶぶぶぅ~っ」


ぶぶぶぶ うるさいっ!

摘まんでいた唇から手を放したら 今度は抱きついてこようとするのを華麗に躱し、お馬さんの尻を蹴って 周りを見た。

いない…ショボーン
オレを囲んでる生徒たちのなかに、オレの王子様…じゃなくて ダレかの王子様…
ああーっやだやだっ 誰かのとか考えるだけで
お腹グルグルってキュルキュルってなる~っ

もう 心の中だけならオレの王子様でいいじゃないかっ( ̄^ ̄)ゞ

そうだそうだっ




両手にいっぱいのお土産を持って とぼとぼ歩いた。

ひょくちぇ、お土産買ってきてくれるって言ったのに…

アレかな? 呼び捨てすんな~‼️って走って逃げちったから『どんへにお土産買ってくのやーめた』ってなっちゃったのかな?



「ぱっふぅ~っ」



ため息でちゃう。



「何それ?ため息?変なの~」



え?


あうあうあうっびっくり
いひょくっいひょくちぇぇ〜っ!



「ドンヘ?大丈夫かよ?白目になっ…てないか、 なりかけだ笑笑」


「ひょくちぇっ」



イキナリ現れないで~



「あっ…先生を呼び捨てにしちゃダメだったっけ?」


「んーんっ」



ぷるぷるって首を振った。



「それ 土産?すごいね。モテモテだなあ。
ふふっ 男にモテてても嬉しくねーか」



ひょくちぇはオレにお土産ないの?って聞こうとしたら…


「コラっ‼️イ.ヒョクチェ、早く教室に行きなさい」



教頭~っ⁉️



「ふぁ~いっ」



ひょくちぇがあくびみたいな返事をして 去って行ってしまった。



「ドンヘ先生も早く教務室に入ってください」



くそっ!
もう 少し ひょくちぇとお話したかったのにい~
教頭のばかぁ~っプンプン ハゲちゃびんっ‼️




お土産は…取り敢えずぜーんぶ 開けた。

そして…机にならべてみました。

んー、、、なんだろ?コレ(=゚ω゚=)



「うわっ!何だよコレっ 怖っ!呪いの儀式かよっ⁉︎」


「ナイスっ!さすが きゅひょな、的確なツッコミ」



お土産って基本、その土地の置物的なモノが多いからね。 



「並べたな~笑笑」


「だって せっかく買ってきてくれたのに開けないのは失礼でしょ?」


「持って帰れよ」


「おウチになんか置きたくないよ~呪われそう…」


「てめっ!そっちの方が失礼だわwwwで?王子様は何買って来てくれた?」


「うっ…うわーんっ えんえんえんっ」


「コラ~っ 数学教師チョ.ギュヒョン(23)!俺の可愛い国語教師イ.ドンヘちゃん(23)を泣かすんじなーいっ」


「てかさ~ お前が国語て…ちゃんと教えてやれてんのか?」



馬のいななきをガン無視のきゅひょな。



「ムシかよ⁉️、、、まあ、そういうのも悪くない」



悪くないんだ?
きゅひょなとオレの教科を教える役みたいになってるよ?



「大丈夫だもんっ ちゃんと せんせーしてるもん」


「で?王子様の土産は何だった?」


「うっ…うわーんっ えんえんえんっ」


「コラ~ 数学教師!チョ.ギュッ…」



フリダシニモドル。





昼休み
わらわら寄ってくる生徒たちを巻くのは面倒なので 隠れることにした。

隠れ場所は社会科の準備室。
ここは一階にあって裏庭に面してる。 そんで大っきい窓があるんだ。窓全開にしてると気持ちいいんだ~。生徒たちは裏庭にあんまり来ないから窓を開けてても見つかんないわけだよ。

しかし… モテるって辛いわ~
なんつって

てへっ(=^ェ^=)


結局 ひょくちぇからのお土産はナシなのかな?

あ~あ。
お土産欲しかったな~ショボーン
あ、別にモノが欲しいんじゃないんだよ?
お土産を選んでる時は何分かでもオレの事考えてくれてるわけだから、それがうれしいんだ。
修学旅行に行けないオレのために買って来てくれるお土産…何かな?


『どんへ〜っ?ただいまっ』
『ひょくぅ おかえりっ』
『いい子で待ってたか?お前がいなくて
すげえ つまんなかったよ』
『オレもコーコーさいごのしゅーがくりょこー ひょくと行きたかったナリ〜ショボーンぐっすん』
『泣くなよ。ほら、お土産、いっぱい買ってきたから、な?』
『うわぁ〜いっ いっぱいあるぅ〜爆笑ん?ねねね?コレなあに?』
『あっ…やべぇ それは土産じゃなくて
オレの私物だ。お前と使おうと思ってさ』
『えっ?あ…コレって ゴゴゴ…ムニョムニョ…んっもう ひょくのえっちぃ〜♡』
『オレたち付き合ってもう3ヶ月になるんだぞ?そろそろ いいだろ?どんへ…コレ使わせて』
『でも…オレまだ…』


ひょくの手がオレのシャツの中に入ってきて素肌を撫でる


『どんへ…』
『あんっ♡』




「あんっ…らめぇ…もっとぉ〜」



ふあっ!…また妄想してしまった
しかも 3ヶ月も付き合ってるに昇格してるしっ
アダルトちっくになってるしっ
そしてお土産カンケーなくなっちってるしっ

オレってば

”よっきゅーふまん”


てヤツなのかにゃ~ …ん?

え?えっ?

ありりっ? こりはっ⁉︎

目の前に お土産…なのかな?袋が置いてある。
ちゃんとリボンもついてる袋

袋を開けるとお手紙が入ってて


【 妄想中の邪魔しちゃ悪いから、お土産だけ置いとくよ   byヒョクチェ

あのさ?
らめ…もっとぉ〜って何?(笑)】



、、、、、、。


ぎゃーーーーっ!!!!!



























つづく