5月6日
Wellingtonへ
昨晩はキャンプ場のリビングのソファで寝た。夜は風が強かったので、テントで寝ていたらうるさくて眠れなかっただろう。
それもそのはず、朝テントに戻ったら
テントがひっくり返っていた!
ちゃんとペグで地面に固定していたはずだけど、それ以上に風が強かったらしい。
今日はフェリー移動なので風が強くても関係なし。むしろ、こういう日をフェリー移動に充てて良かった。
10:45発のフェリーのチケットを購入。料金は運賃$55+自転車代$15(計$70)と高め。
待ち時間が長いので、昨日洗った靴下を乾かす。
まず、自転車を駐輪。
フェリーの室内はホテルのラウンジみたいにきれいだった。
サイクリストは僕一人。
船の中でも靴下を乾かし続ける。
これから行くウェリントンはニュージーランドの首都。
一番の都会はオークランドだが、アメリカのワシントンみたいな感じで少し離れたところに首都が置かれている。
町には官庁街、劇場、博物館、美術館などが立ち並び、政治と芸術、文化の中心らしい。
自転車旅行の僕にとってはあまり縁の無い町のような気がする。そもそも自転車旅行は大都会に不向きで、混雑した道路だと大荷物を積んだ自転車は邪魔だし、華々しい都会の中を走ると自分の泥まみれの格好がみすぼらしく感じる。
船に揺られること3時間、Wellingtonに到着。
一番乗りで船から出る。
久々の北島上陸となります
想像以上の大都会です。
それとともに、とてつもなく風が強い。
写真ではわからないけど、この時も踏ん張ってないとよろめいてしまうほどの風だった。
宿に行く途中にあった
「Wellington museum of City & Sea」
という博物館に行ってみた。
ここは名前の通り、ウェリントンの町の歴史を展示してある。無料です。
入ってすぐ、100年前の港を再現したゾーンがある。港の喧騒のBGMも流れており、ディズニーランドのアトラクションのようだった。
なかなか完成度の高い博物館だった。
やはり博物館はどこもおもしろい。
地球の歩き方に書かれていた通り、道にはスーツを着たビジネスマンが多く見られる。
知り合いの友人が「北島は普通に都会やで。ニュージーランドらしさを楽しむなら南島の方がええで。」と言っていたことを思い出した。確かにこの町はニュージーランドというより、世界中どこにでもありそうな都会という感じ。
12人部屋で1泊$24の宿。
泊まっている人たちはみんな優しい人だった。
一応チャリも廊下に置けた。
残念ながらシャワーを浴びた時はお湯が出ず、数年ぶりに冷水シャワーを浴びた。安宿ならではの特典。
こちらのキッチン&ダイニングでWi-Fiを使える。
夜、近くのスーパーへ買い物へ。
羊と豚の心臓を購入。計1kgで$3と安い。
道中、風が日本の台風の時くらい強いのに、現地の人々は何食わぬ顔で歩いている。もともと風が強い土地なのかもしれない。
明日も風雨が強いらしく、今のところ出発は明後日あたりを予定している。