死は月と銀、生は太陽と金。
古代カンボジヤの若き英雄王が、
黒い死の淵からよみがえり、
永遠不朽の肉体の化身となる、
三島由紀夫のユニークな美意識を
舞台に展開した絢爛たるロマン。
私の宝物のひとつに、「らい王のテラス」という
5mmくらいの厚さの本があります。
昭和50年の中公文庫から出ていた、現在は絶版と
なっている三島由紀夫先生の本です。
180円って表紙に書いてありました。
5年くらい前にアンコール遺跡を観にカンボジアに
旅行する前に、資料としていただきました。
カンボジアの「クメール王国」の黄金時代を築いた
ジャヤヴァルマン王(2世?)を題材にした劇の
シナリオ本です。
アンコール遺跡の中でも、四面観音菩薩?!の遺跡で
有名な「バイヨン(アンコールトム)」を創った方です。
黄金時代を築き上げた文明が、なぜ急に衰退したか
ということが、大きな謎とされています。
実際見たアンコール遺跡はどれも素晴らしく、当時の
繁栄を物語ってました。
はやり病で死んだという説がある英雄王。
その若く素晴らしい王が、はやり病で身体だけでなく
精神、王国も朽ちて行きます。
それと、蛇神(女神さま)「ナギー」と毎晩交わる?!
という神殿(裏にあります)を絡めて、神秘的なお話に
なってます。(儀式的なものです)
神秘的ですが、たくさんの王妃の絡みもあって
三島先生らしい人間臭さも色濃く出ています。
ちなみにナギーは女神さま。男性はナーガといいます。
「ナーガ」はインド、東南アジアで信仰されている蛇神で、
水や雨と結びつきが強く、海、湖水、泉、井戸などの
守護神とされてます。
7つ、または5つの頭を持つコブラの姿で表されたりします。
ナーガは人間界と天上界をつなぐかけ橋とも考えられて
いろんなところにオブジェでありました。
ぜひ、アンコール遺跡・・・オススメです。
素晴らしいですよ。。。安いし、豪華ホテルがどんどん建って
比較的割安。
コストパフォーマンスかなり高く、遺跡群は人生の財産になること
間違いなしです。
もちろん「らい王のテラス」もよろしくです。
絶版ですが・・・

