母の再婚相手の父が2月に入ってからブログを更新してなく
義理父の妹さんが心配して連絡をくれました。
母が他界してから独り暮らしで、最近にゃんこと暮らし始めた
ものの、一人は年が年なので私もとても心配になりました。
物書きさんなので、取材で時々家を空けるけど、それならそれで
にゃんこが心配・・・そんなわけで捜索にいってきました。
結果、にゃんこも義父も元気でひとまず安心しました。
それから、義父と少し飲みに言ったのですが、電子書籍の
話題でいろいろ思うことがありました。
私は電子書籍は、画面を見ていると疲れるし、やはり紙媒体が
何度もじっくり味わえて、書き込みもできるしなくなって欲しくない
と思ってます。
確かに、紙を使うのでエコではないけど、古本市にいっても
豪華な表紙の初版に心惹かれます。
このまま電子媒体におされて、本は無くなってしまうのでは・・・
なんて話をしているときに、連れが
逆に、装丁の素晴らしい本など流行るんじゃあないかと思う。
なんて言ってました。
確かに、大切な本は、1点豪華主義で飾ったり、手元に置いて
置きたいもの。。。
私は「三島由紀夫」と「渋澤龍彦」のファンでお誕生日の日に
買ってもらった「血と薔薇」の復刻版が宝物です。
「血と薔薇」とは
「エロティシズムと残酷の綜合研究誌」と銘打たれた澁澤龍彦
責任編集(*)の澁澤色の濃い高級雑誌(**)。
表紙をひらくと、いきなり「男の死」と題して、三島由紀夫が
聖セバスチャンになりきった写真(***)があらわれる。
男たちの写真の次にくるのは「血と薔薇宣言」
三島由紀夫、稲垣足穂、埴谷雄高、吉行淳之介…といった
相当たるメンバーのエッセイが続く。「血と薔薇コレクション」として
ポール・デルヴォーの絵画、吸血鬼特集では種村季弘、
苦痛と快楽特集では澁澤自身が文章を書いている。
他にも男色について、オナニー機械というテーマでのアート競演、
フォト・エッセイ、武智鉄二、加藤郁乎の小説、そしてマンディアルグ
が匿名で書いた文学的ポルノグラフィー(by澁澤)
「城の中のイギリス人」の初訳(*****)も…!
*澁澤責任編集は1~3号まで。4号は評論家、平岡正明氏による。
澁澤が手を引いた理由は、出版社の原稿料未払いであるといわれている。
**昭和40年代に千円。当時では破格の高値。
***ここに掲載された写真をふくめ、40点がおさめられた三島「男の死」
写真集は、カメラ篠山紀信、装丁横尾忠則、文章澁澤龍彦で、
薔薇十字社より昭和47年に発売される予定だったが、何らかの理由で
発売されなかった。
****シュルレアリスム宣言を意識していたのだろうか。
*****訳者は澁澤。三島由紀夫はこの作品を読むのを楽しみにしていたが、
全訳される前に亡くなってしまった。
三島の死にうちひしがれた澁澤はその後、訳する気がうせたと言っていたが、
1981年に白水社から澁澤全訳本が刊行された。
結構雑誌の割に高価なので、ほとんど中に目を通さず
部屋に飾ってばかりいます。
(意味な~い)
もっともっと大切なお気に入りの本を、装丁できると
写真集や本を飾りながら、一生ものの宝にできるのにね。

