エジプトが洗練された「美の技術」を生み出していた頃
古代ギリシャにおける、理想の美とは肌を手入れすることも
身を飾り立てることでもなく、全体と部分との調和から
生まれる肉体の均整美でした。
プロポーションフォルムを愛し、体のどこかに歪みを感じたら
運動場で体を動かして矯正しました。
このような方法で、ごまかしのない自然美を作り上げました。
ギリシャの神話においてもユダヤ人と同様に、
優雅で調和のとれたアフロディテに対し、人を欺いて
破滅させるパンドラがいました。
そして自らの身を過剰に飾り立てる女性は「ヒブリュス
(節度のなさ)」の罪を犯すとされました。
男性社会の女性蔑視から生まれた文化のようです。
といっても、外で化粧をする娼婦に対抗するため
女子はひそかに夜薄化粧をすることは許されたそうです。
外の人は化粧をがっちりして、誘惑することを許されるのに
家の人は化粧も許されず、奴隷のように家に尽くすだけ。
女性蔑視の社会恐るべし・・・
ほんと、男ってロクな社会つくらんなあ。
ギリシャとは対照的に、古代ローマは人気マンガ
「テルマエロマエ」で有名な公衆浴場がさかんで
女性もじゃんじゃん飾り立てることを許されてました。
ローマの貴婦人たちの化粧は、障害物競争かトライアスロン
のように忙しいものだったようです。
体中を全て洗い(穴という穴も含め)、磨いて、マッサージ。
垢すり棒でこすった後は、無駄毛を徹底的に脱毛しました。
頭はインド人の黒毛やゲルマン人のブロンドや赤毛で作った
カツラをつけ、研磨剤で歯磨き語はパセリを噛み潰して
口臭予防、イボやニキビをつけボクロで隠します。
肩当てや胸に詰め物、コルセットでウエストをつくり
体形をごまかしたそうです。
化粧もいつもばっちりしているので、肌の衰えは早かったそうです。
ローマ人の生活は不摂生で肥満になりやすいので、結婚前の
女子はダイエットをしていたそうです。
耳が痛いです。
ローマの不摂生な生活と、それをごまかす化粧は老化を
促進させ、肌は衰え、新陳代謝を悪くし、排出器官はつまり
神経も鈍り、痴呆状態にまでなったそうです。
化粧・・・恐るべし。
でも、生まれるなら、女性蔑視のギリシャよりローマが
楽しそうでいいなあと思います。



