史上初優駿6回制覇
今年の日本ダービーは上位人気馬の力がが拮抗して
最終的に単勝3.5倍となりました。
(GⅠレースでは結構異例)
その中でベテラン武豊騎手(53)が
自身6度目の優駿制覇となりました。
デビューから2000年代までは無双の活躍で
JRAを牽引したジョッキー界の重鎮も
現在まで順風満帆に歩んで来た訳ではありません。
アドマイヤ事件に社台グループとの亀裂
業界の大馬主と生産.育成最大派閥との
関係性悪化は騎手生命を意味する。
捨てる神あれば拾う神あり
そんな不遇時代を経ながらも直向きに騎乗する
姿を見て心動かない訳がなく
メイショウでお馴染みの松本好雄氏
ノースヒルズ代表の前田晋二氏
そして今回ダービー制覇したドウデュースの
キーファーズも後方支援した面々。
特に、キーファーズ代表の松島正昭氏は
武豊で凱旋門賞制覇を目標にしており
そのための支援を惜しまないとも言わている。
騎乗スタイルの是非
武豊騎手の騎乗スタイルについて
専門家、素人含め揶揄する意見を耳にする。
ディープインパクトの幻影に支配され
外に持ち出しての後方一気
この傾向を指摘しているのだが…
自身の談話でも語っていたが
騎乗で重視している点として出たなり(馬なり)で
レースを組み立てる騎乗スタイル。
つまり、数多くの騎乗経験に裏打ちされた形
福永祐一騎手はレース前に入念な戦法を練り挑み
岩田望来騎手などは位置獲りに主眼を置く
騎手によって戦法は異なる。
同騎手は、競走馬が気持ち良く走ることを
重視しその中で馬群に包まれ行き場を無くすより
外に持ち出せば障害となる他馬が居ないので
そのようなカタチを選択している。
社台グループから干された原因とされている
理由に挙げられた最後まで追わないだが
同騎手の考えとして
勝利の可能性が少ない展開で
競走馬がヘトヘトになるまで追うのが
ベストとは思っておらず
余力を残してでも次走以降に活路を見出す方が
その馬にとって得策と見ているようです。
(馬主サイドは、手抜き騎乗と判断した様子)
これで騎乗依頼が激減したとされている。
ホースファースト
この言葉を聞くと
今年勇退された藤沢和雄元調教師を
想い浮かべると思いますが
調教師と騎手という立場こそ違えど
同じ考え方のようです。
基本的な考え方として
競走馬が気持ち良く走るのが最優先事項。
結果はあとからついてくると………
競馬界は勝ってナンボの世界
理想論はあるにせよ目先の勝利に右往左往する
いくら良い競走内容でも戦績が悪ければ
供託馬や騎乗依頼が減少し
成り立たないのだが………
それがデキるのはレジェンドのみ
為せる技と言えるだろう
この考え方は様々な意見があると思われる。
なんだかんだ言っても
勝利インタビューの様子を見ていて
やっぱり武豊を待っているんだ〜と痛感した。
好みの騎手は居ると思いますが
なんだかんだ言っても華がある。
やっぱりスターなんだよなぁ〜